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【いじめ】 夏魔 之場羅 -項目を選択-【専スレ$】【トレパク】【グッサー・海賊版】【キャラヘイト】【キャラ私物化】【商業アンソロ】【企業絡み】【いじめ】【オフ本関連】【DL販売】【webイベント】【岐阜ティー、干し芋】【おさわり禁止】【その他】
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ウィンター・ブルース 13KB 虐待-普通 観察 小ネタ 悲劇 理不尽 自業自得 ツガイ 野良ゆ 赤子・子供 都会 現代 十一作目 短めです 「ウィンター・ブルース」 ・羽付きシリーズの人間とは別人です ・善良なゆっくりがひどい目にあいます ・いくつかの設定は独自の補完を入れております ・登場するゆっくりの中で不明な部分は通常のゆっくりと同一と言う事にしております ・また口調もあまり統一されていなかったので通常のゆっくりと同一と言う事にしております ・駄文注意 ・人間視点です 街と言う物はゆっくりにとってゆっくりできるものなのだろうか? …答えはYESでもありNOでもある。 捨てゆっくりが今の体たらくを嘆いて「ゆっくりできない」と虚空に声を上げ 汚い野良ゆっくりが萎びた野菜くずをほんの少し口に運んで「ゆっくりできる」と喜ぶ。 ぶっちゃけた話、ケースバイケースだろう。 さて、今回私が見たのは「ゆっくりできない」側のゆっくりである。 季節は冬。ゆっくり達はこぞって越冬に入っておりまともな街ゆっくりはめったに姿を現さなくなっていた。 しかしゆっくりと言うのは街に関して言えば一年中眺める事が出来る。それは何故か? 冬ごもりにあぶれたゆっくりもいるだろうし、自動販売機の裏やゴミ捨て場の端を「おうち」にしているゆっくりもいる つまりは目につきやすい場所にいるゆっくりは見かける事が出来るというわけだ。 そして次に多いのは…体が冷えてきた。暖かい物でも飲もうか。 財布を手に持ち近くの自動販売機に近づいていく。 前に立って眺めていると不意に裏側から小汚い1匹のゆっくりが飛び出してきた。 「おでがいじばず!らんのぢぇんどおぢびぢゃんをがいゆっぐりにじであげでぐだざい!どっでもゆっぐりできるゆっぐりなんでず!」 「…らん種?」 前に言えなかったことを補足しておこう。「次に多いのは捨てゆっくりである」と 人が近づくとこの様にして手に垢が付いたようなセリフ回しを延々と繰り返すのだ。 まぁこれも似たようなものだが一番驚いたのは滅多に見かけない「らん種」だと言う事だ。 らん種と言うのはかなり飼いやすいゆっくりと言われている。基本的な気性は大人しい饅頭だし、人に対して増長したりもしない。 また、抱き合わせでちぇん種と番いにすれば問題のあるちぇん種でも抑え込める事が可能であるともされており、ゆっくりショップの中でも人気の饅頭だ。 同じ抱き合わせの番いであるれいむ種とまりさ種、希少種であるゆっくりさくやと捕食種と呼ばれるれみりゃ等は必ず希少種以外のどちらか片方が増長して片方だけ捨てゆっくりになると言った事がよくある。 これから考えれば普通はちぇん種が捨てられるはずだが。私の目の前にいるのはらん種だ。 詮索はここまでにして目の前のらんを眺める。 二股の帽子は片方が千切れて穴が開いていた。砂糖細工の髪はボサボサでゴミやそのキレを巻き込んで非常に汚い。 その大きな特徴である九つの尻尾によく似た稲荷ズシはガチガチにススが付いたガムが何個もこびりついており、無理やりそれをむしったのだろうか?砂糖細工の毛が禿げて所々まだらになっている。 当然のごとく底部はガチガチでひびが入っており、泥が付いた小麦粉の皮は触るのも躊躇するほどの汚さだ。 そんな風貌のらんが穴と言う穴から甘酢の涙と涎を垂らして口をあんぐりあけながらこちらを眺めている光景はハッキリいって飼いたいなんて思いを一気に吹っ飛ばしてしまうほどのインパクトがあった。 私が無言で立ち止まっていると、そのらんはそれをYESと言う意思表示と見たのか帽子を舌で取り去って頭の上に乗っているミカン大の一匹の子らんを私に見せつけた。 小奇麗にはしているが汚い事に変わりはない。何よりも小麦粉の皮が皺がれて、寒天の目だけがギョロギョロと動いている。明らかに食料をとれていない事がわかった。 「らんのおぢびぢゃんでず!にんげんざんをゆっぐりざぜであげられるゆっくりなんです!いばはげんぎがないげどぢぇんどらんがゆっぐりじだゆっぐりにぞだででみまず!」 いつの間にか自分も飼いゆっくりになる算段をさらっと口にしていた。必死なため隠す事も出来なかったのだろうか?それとも自分たちがセットでいることが当然と思っているのだろうか?腑に落ちない所である。 「…全然動いてないけど、大丈夫なのかい?」 私がそう言うとらんは顔をゆがめて一方的に叫び始める。 「ゆ”!おぢびぢゃんはおびょうぎざんになっだぢぇんのがわりにらんどいっじょにいっじょうげんめいがりをじだんでず!でもわれだがらずのうえをばねぢゃっでうごげなぐなっだんでずっ!らんがべーろべーろじだげど…じだげどぉぉ…!」 何度も詰まりながらそんな事を言って頭の上にいる子らんにも語りかける 「おぢびぢゃん!おうだざんでもおどりざんでもいいがらうごいでね!」 そう言うと子らんは底部をモソモソと動かして這いずる様にして動き始めた。 なるほど相当深く底部を傷つけたようだ。食料不足もあいまってこれが今の精一杯といった所か… 「ゆひゅー…ゆひゅー…ゅ”…!ゅ”…ぐ・・・り…じでい・・・っで…ね」と弱弱しく呟いているのを見ているとそれほど悪いゆっくりではないようだ。 「おどりだっででぎるんでず!おうだだっでうだえるんでずっ!でももうぶゆだがらどごにもごばんざんがなぐで…!おどいれだっでおなじどころにでぎばずっ!ごばんざんだっでちらがじながらだべだりじばぜんっ!だがら!だがら!おでがいじばず!ぢぇんどおぢびぢゃんをがいゆっぐりにじでぐだざい!」 必死に訴えかけているらんを見ていてふと気になった。そういえば「ちぇん」はどこにいるんだ? 「"ちぇん"がと言ってたけどちぇんはどこにいるんだい?」 それを聞いてハッと目を見開いたらんはあわてて帽子をかぶりなおし舌で合図をしながら「ゆっぐりごっぢでず!」と言った。 自動販売機の裏にボロボロのダンボール箱が置かれていた。中に入っているのはなるほど確かにちぇん種…の様な帽子がのっかっている丸っこい何かだ。 「ぢぇん!ぢぇん!ゆっぐりおぎでねっ!にんげんざんだよっ!またあのごろみだいにふかふかさんやあまあまざんがいっばいあるどごろにもどれるんだよっ!」 勝手な事を言いながら必死にちぇんらしき「物」に語りかけている。その言葉を聞くにこのつがいは以前愛玩用の飼いゆっくりだったのだろうか? …そもそも野良ゆっくりでらん種と言うのは滅多に見かけない。そう考えれば当然と言えば当然か。 「ぢぇん!ぢぇええええええん!!まっででぐだざい!ぢぇんはぢょっどづがれでずーやずーやじでるだげなんでずっ!おぎでね!ぢぇん!おぎでねえええええ!ぼら!ずーりずーりだよっ!ぢぇんがずぎだっだらんのずーりずーりだよ!?ずーりずーり!ずーりずーりいいいいいい!!」 甘酢の涙を垂れ流し、甘酢の涎を撒き散らしてらんが叫ぶ。だがそのちぇんらしき物は一向に動かない。あにゃるを上向きにしたまま顔面を地面につけて突っ伏している。 らんの言う「おびょうきさん」…その正体はいかなるものだったかは分からないが、小麦粉の皮がひび割れてパサパサになったその姿はゆっくりとしての機能を完全に消失していた。 いや、もしかしたらついさっきまでゆっくりだったのかもしれない。しかし私の目の前にあるそれは「ちぇんと言うゆっくり」ではなく「ちぇんだったゆっくり」だ。 「らんとちぇんは飼いゆっくりだったのかい?じゃあ、何で捨てられたか分かるよね?」 「…ゆ”!ぞ、ぞれはずっぎりじでおぢびぢゃんがうばれだがら…」 「そうだね。それを知っていて、なんで子ゆっくりと自分達を飼いゆっくりにしろって言うんだい?捨てられた理由が分かってるなら子ゆっくりも飼いゆっくりにしてくださいなんて言えないハズだよね」 「…らんはっ!らんはぢぇんどにんげんざんどおぢびぢゃんをゆっぐりざぜであげようどじだだげなのにいいいい!どぼじでっ!どぼじでなんにもわるいごどじでないらんだぢがゆっぐりでぎないの!?」 …なるほど。らん種でここまで賢いなら銀バッジ以上のゆっくりだったのだろうが、だが致命的な考え違いをしている様だ。 「…らんたちがゆっくりできる事でも人間からすればゆっくりできない事があるんだよ。それを知っているのに何でそれをしたんだい?勝手にすっきりしたのは自分たちにとってゆっくりできるって我儘を通すなら、その人がゆっくりできないから、らん達を捨てても文句は言えないよね」 私の言葉を聞いた途端にらんが目を見開いて数瞬止まった。そして時が動き出したかのように泣き叫び始める。 「どぼじでっ!どぼじでぞんなごどいうのおおおおおおお!?らんだぢだっでゆっぐりじだいよ!どぼじでにんげんざんやぼがのゆっぐりはらんだぢをいじべるのおおおおおお!?いっじょうげんめいゆっぐりじだのにっ!いっじょうげんめいゆっぐりじだのにぃっ!!ごんなのっでないよおおおおお!!」 …らんの行き場のない怒りが表面に出たのだろうか?それまで静かだったらんが私に向かって。いや、聞いてもいない虚空に向けて叫び続ける。 見えはしないが帽子の中の子らんは怖がって震えているだろう。 「じゃあ、はっきり言うね。こっちはたまたま通りかかっただけで、らん達を飼う気はサラサラないし、それにそこのちぇんはとっくの昔にゆっくりできなくなってるよ。帽子の中の子ゆっくりだって下手をすれば今日中にゆっくりできなくなるし、らんだって何時かは知らないけど近いうちにゆっくりできなくなると思うよ。」 「ぢがうぢがうぢがうぢがうぢがうよおおおおおおおおおおお!ぢぇんはゆっぐりでぎなぐなっでなんがいないよおおおおおおおおお!!ぢぇん!おぎでね!らんだよ!ぢぇんのずぎならんだよ!」 私の言葉を聞いてらんが既に動かなくなったちぇんに必死に小麦粉の皮を上下に擦りつけてすーりすーりをしていた。だがカラカラに乾いた「それ」はただコロンと転がるばかりである。 激しいすーりすーりのせいだろうか?帽子が外れ中の子らんが力なく地面にぽとりと落ちる。既に動かなくなったちぇんを必死にすーりすーりするらんの方へ向いて、モソモソと小麦粉の体を動かして近付こうとする。目には甘酢の涙が浮かんでいた。 「ずーりずーりっ!ずーりずーりいいいいいいいいいい!ぢぇん!おぎでっ!いつもみだいにわがるよーっでいっでよおおおおおお!ゆっぐりおうだざんをうだっでよおおおおおお!ずーりずーりじでよおおおおおおお!ぺーろぺーろじでよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!おぢびぢゃんどらんどいっじょにゆっぐりじようよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 私はそのままその場を後にした。どの道あれでは助からない。らん種が珍しいのはあくまで野良の話であって今では加工所で簡単に量産されているしそれほど珍しいものですらなくなっているのだ。 らん種が捨てゆっくりになると言うのは通常ありえない事だが、中途半端にゆっくりの意味を履き違えたバッジ付きゆっくりといった感じのあの態度を見ていればなんとなく捨てられた理由もうなずける。 …それに拾った所で助かるのはせいぜいあのらんだけだろう。子らんの方はすでにオレンジジュースでは回復不可能なぐらい弱り切っているし、ちぇんにいたってはただのカピカピの饅頭だ。 ましてや「ゆっくりする」の意味を履き違えたゆっくりはいつか必ず同じ事をする。それはゆっくりに対するノウハウを少しひも解けば経験則からも分かる事である。 金バッジや銀バッジと言ってもその中には質の高い物と低い物が混在している。それを量る方法の一つが「ゆっくり」と言う言葉の意味だ。 飼いゆっくりが良いゆっくりか悪いゆっくりかに分かれる決定的な考え それは「人にとってゆっくりできるものでなければならない」と言う事だ。飼いゆっくりは人が認めた範囲の中での「ゆっくりとした行為」をしなければならないし、それが全て…とは言わなくとも迷惑をかけない程度のことを心がけなければならない。 少なくとも金バッジや銀の中でも上位の飼いゆっくりはそれを分かった上で人間と接している。これは断言できる事だ。 …だがあれこれ考えたところでどうしようもないだろう。あのらんは自らドツボにハマっていった。ただそれだけの話である。 結局はあのらんは人を舐めていたのだろう。だから未だに自分の命運を変えた「間違った考えのゆっくりする」と言う事にこだわり続けていたのだ。 既に見えないところまで離れているが、あのらんの叫びはここまでも聞こえていた… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 次の日、私はたまたまであるが再びあの自動販売機の近くまで足を向けていた。 そこで私が目にした物はあのらん達ではなく。どこにでもいそうな小汚い一体の「ゆっくりまりさ」であった。 何をしているかと言うと一心に回りから集めてきたであろう空き缶を自動販売機の邪魔にならないスペースに集めていた。 私の様子に気が付いたのかじっとこちらを見つめたままズリズリと後ろに下がっている。 「なぁ、ここにいたらんを知らないかい?」 私がそう言うとキョトンとした表情でこちらを見上げた。やがて私が危害を加えるつもりはない事を悟ったのか自動販売機のすぐ横の片隅に跳ねて、舌で何かを示し始めた。 そこにはあのらんの帽子と子らんの帽子、そしてちぇんの帽子が風に飛ばされないように小石をオモリにして横並びにポツンと置いてあった。一体どういう事だろうか? 「これはまりさがつくったのか?」 私がそう聞くとそのまりさはコクコクと頷いて呟くようにこう語った。 曰く、このまりさは捨てられている空き缶を集めて人間から「あまあま」を貰って生計を立てているという。 十個で板のチョコレートが半分ほどの相場らしい。 少し遠出をしてこの自動販売機の近くを昨日通りかかったら、人間に蹴られ、踏まれているらんを遠目に見たという。 様子をうかがっているとどうやらその人間が飼いゆっくりと一緒に散歩している所をいきなり飼いゆっくりに体当たりをくらわせてきたそうだ。 大したダメージではなかったが、人間がそれに激怒し、らんを何度も蹴り、そして踏みつけた。 暫くピクピクと動いていたそうだが近づけず、人間と飼いゆっくりが去った後に近づくと既に事切れていた…と言う話だ。 多分、自動販売機の前で待ち伏せをしていたゲスゆっくりか何かだろうが、裏側にあるダンボールの中にある家族らしきゆっくりがいたのでそこらに打ち捨てるのも後味が悪い。なので「ゆっくり回収箱」の前に置いておいた後に、帽子だけをここに残して弔っておいたと言っていた。 「ずっと"そんなぐずよりらんのほうがゆっくりできる"っていってたよ…けられてもふまれてもすーりすーりをずっとつづけててね、それでね」 その時の状況を淡々と語っているまりさ。ゆっくりが飼いゆっくりに手を出すのは実は結構よくあることなので別段珍しいとも何とも思っていないようだ。 「よだれさんとなみださんをながしながらずっとすーりすーりをつづけてたよ、なんであんなことをしたのかまりさはぜんぜんわからないよ」 そう続けざまにまりさが語って。 それを聞くと私はそのまりさにこう話しかける。 「まりさは今ゆっくりできているかい?」 私の問いに対して、そのまりさは実に…実にいい笑顔でこう言った。 「ゆっくりできてるよ。にんげんさんのてつだいをすればあまあまさんだってもらえるし、つつさんをかってにほうってるのはにんげんさんにとってはゆっくりできないことだってきいたからまりさもゆっくりできてにんげんさんもゆっくりできるのはすごいゆっくりしたことだよ」 その言葉を聞いて理由は分からないが何か報われた気持ちが私の胸の奥をぐるぐるとまわり始めた。このまりさは立派な「街ゆっくり」だ。そう考えついたのはそのすぐである。 私はまりさにお礼を言うとそのまま踵を返してその場から立ち去っていく。 途中、振り返ればどこから持ってきたのかビニール袋に空き缶を詰めているまりさの姿がそこにあった。 重そうに口で取っ手を引っ張るとそのまま道の端を進んでいく。 あのらんとまりさ、どちらが賢いといえば私は間違いなく「まりさ」を選ぶだろう。 ゆっくりの意味を履き違えたゆっくりなど、いくらバッジをつけるほどの能力があったとしても根本的にゲスゆっくりと変わらない。そう感じ得なかった。 …冬の風だけはただ平等にゆっくりや私たちにも降り注ぐ。それを悲観的に考えるか、楽観的に考えるかは自分次第だろう。 厳しい街の環境にも適応しているあのまりさの様な街ゆっくりこそ真に「ゆっくりできるゆっくり」なのかも知れない。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 504 かりすま☆ふぁいたー ふたば系ゆっくりいじめ 516 サバイバル・ウィンター ふたば系ゆっくりいじめ 527 シティ・リベンジャーズ ふたば系ゆっくりいじめ 582 ビルディング・フォレスト ふたば系ゆっくりいじめ 587 バトル・プレイス ふたば系ゆっくりいじめ 592 コールド・ソング ふたば系ゆっくりいじめ 604 ロンリー・ラック ふたば系ゆっくりいじめ 625 ループ・プレイス ふたば系ゆっくりいじめ 632 フェザー・メモリー(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 643 フェザー・メモリー(後編) 羽付きあき(仮)の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 窓ガラスぶち破って空き巣してんじゃねーか! 確かに!割れたガラスの上を跳ねるシチュエーションなんてそれぐらいしか ないね -- 2013-04-11 22 10 54 戒名ワロタwwwwww誰午wwwwww -- 2013-03-22 14 45 11 ↓違うと思う。羽が付いているという描写が無いし、羽付きだったらもっとドライな話し方すると思う。 -- 2011-08-12 16 17 16 このまりさって羽付きのやつ? -- 2011-07-28 08 02 30 ↓うまいこと言うね、ゆっくりできるわ。 ↓↓人の作品にこんなゆっくりできないコメントするあんたのほうが 知恵遅れなんでない? -- 2011-07-08 22 26 13 ↓じゃぁお前は キモ厨二あき に改名だな 戒名でもいいよ!! -- 2011-07-08 21 08 55 でこの空き缶を集めているまりさはいつ潰すんだ? はあ?街ゆっくり?なんだよそのキモい設定は? 羽付きあきじゃなくて厨二設定あきに改名しろよ知恵遅れが -- 2011-06-18 17 00 14 個体が増えるとバカが増えるというよりも 量産するためには質を下げざるを得ないというかんじなのかもね -- 2010-12-03 09 37 50 空き巣してたのかよ!? そりゃげす扱いされるわけだ。 このまりさは、いいまりさだなぁ。ゆっくりできるよー -- 2010-10-25 21 04 48 anko2277 空き缶の記憶とanko2431 RAINの空き缶まりさの初登場がこのSSか ずいぶん前の作品から登場してるんだな -- 2010-10-17 22 46 46 ほ、ほんとだぁ…!盲点だった!人間のおうちに侵入しようとしたとしか考えられねえ!やっぱりこのらん…ゲスか…! -- 2010-09-12 23 50 53 ゆ”!おぢびぢゃんはおびょうぎざんになっだぢぇんのがわりにらんどいっじょにいっじょうげんめいがりをじだんでず!でもわれだがらずのうえをばねぢゃっでうごげなぐなっだんでずっ! 窓ガラスぶち破って空き巣してんじゃねーか! -- 2010-08-23 01 38 26 希少種ってその個体が増えると馬鹿が増えるイメージがあるね。 まあ分母がでかくなるからあたりまえなんだけどね。 -- 2010-08-12 20 24 46 別にこのらんは頭パーじゃないだろ。ただ人間が求めるゆっくり像を履き違えてただけでさ。 -- 2010-07-27 21 20 54 れいむにも優良な個体はいくらでもいるし、希少種にだって多少のゲスや餡子脳はいるはずだろ。 ちょっと希少種にきれいなイメージ持ちすぎじゃないのか? -- 2010-07-27 21 15 45 そうか…加工所め…… -- 2010-07-23 13 39 48 量産化したから頭までパーになったんだろう。通常種の因子でも入ってんじゃね -- 2010-07-22 23 09 30 これ…本当にらんなのか?中身がれいむジャネーノ?あ、でも甘酢を出してたか… らんのイメージ崩れるわー。らん好きなんでかなしいよ… -- 2010-07-12 01 26 08
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「ふたば系ゆっくりいじめ 506 ゆ/コメントログ」
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れいむと幸せを呼ぶ金バッジ 23KB 虐待 親子喧嘩 現代 餡子ンペ09出展作品パート2 ※餡子ンペ09出展作品第2弾です。 ※駄文、稚拙な表現注意。 ※俺設定注意 ※テーマは1.親子「 仲直り」です。 家に帰るとゆっくりれいむがいた。 ソフトボールサイズでまだ子供なのだろう。うっかり開けていた裏戸から入ってきたようだ。 俺の姿を見て、逃げようとする子れいむをガシッと鷲づかみにする。 このれいむがやったのであろう、ちゃぶ台の上の花瓶などが目茶苦茶になっていた。 まったくただで済むと思うなよ。このクソ饅頭が。 俺は手でジタバタもがいている子れいむをにらみつけた・・・がそこでおかしなことに気づいた。 ちゃぶ台のうえにあったお茶請けのクッキーが手付かずのままで残っていたからだ。 普通人間の家に不法侵入するようなゲスゆっくりが一番に手をつけるのはあまあま、つまりは甘い菓子類でありそれが食われず残っているのはあまりに不自然である。 「おい、れいむ。」 「ごめんなさい、ごめんなさい。ゆるしてくださぃいいいいい。」 俺に鷲づかみされながら必死に謝るれいむ。怖いのか涙を流しながらガタガタふるえ続けている。 「いやそうじゃない。お前への罰は後だ。それより聞きたいことがある。」 「ゆ?」 「お前なにか目的があってここに来たんじゃないのか?例えば・・・なにかを探しにきたとか?」 「!!・・・」 れいむの目が驚いて点になる。どうやら図星のようだ。 「当たったみたいだな。何を探しにここまできたんだ?」 有無を言わせぬ口調で俺はれいむを尋問する。少しためらった後れいむは口を開いた。 「れいむは・・・れいむは・・・きんばっじさんがほしかったんだよ・・・」 「はあ?金バッジって・・・あの飼いゆっくりが着ける・・・?」 あまりに予想外な答えに今度は俺の目が点になった。 なぜこのようなことになったのか。話は数時間前までさかのぼる。 「餡子ンペ09」れいむと幸せを呼ぶ金バッジ 作、長月 「おかあさんのうそつき!!きょうはいっしょにあそんでくれるっていってくれたじゃない!!」 「ごめんねおちびちゃん。ごはんさんがなくなっちゃったからかりにいかないといけないんだよ。ゆっくりわかってね。」 「このまえもそうだったじゃない!!そういっていつもあそんでくれないじゃない。」 「おちびちゃん・・・」 「もういいよ!!おかあさんのばか!!」 困惑する母れいむをおいて巣であるダンボールハウスを飛び出す子れいむ。 「ゆう・・・」 心配そうに子れいむの背中を見てため息をつく母れいむ。母れいむとてつらいのだ。 つがいのまりさが死んでしまっている為、家族は胎生にんっしんっで産んだ子れいむひとり。 当然子れいむを食べさせていくには自分が狩りに出なければならなず、その間れいむはひとりぼっち。 れいむが寂しがるのも無理はない。 今日は狩りを休んでれいむと遊んであげる約束だったが、思った以上に餌がとれず、保存していた食料が昨日尽きてしまった。 育ち盛りの子ゆっくりを絶食させるわけにも行かず、今日も狩りに出ることにした母れいむ。 その結果さっきの親子ゲンカとなったのだ。 母れいむはしばらく娘のいったほうを見続けていたが、意を決したように狩りへ出かけた。 愛する子供のために少しでもおいしくて栄養のある食べ物を手に入れなければならない。 そう決意しポイン、ポインと路地裏へ跳ねていった。 一方その頃子れいむは後悔していた。 なんであんなこと言っちゃったんだろう。 お母さんが自分のために苦労していることは誰よりも知っているのに。 お母さんが大好きなのに。 後悔したところでもう出てしまった言葉はもう戻らない。 どうしようか考えていたところに人間らしき足音が近づいてきた。 とっさに電柱に隠れ息を殺すれいむ。人間はお菓子をくれるような愛好家も居るが、同時に虐待を好むような輩も多い。 れいむもまたできるだけ人間に関わってはいけないと母れいむに言われている。賢い野良なら当然のことだ。 現れたのはゆっくりれいむをつれた男だった。 飼いゆっくりの散歩中なのだろう。れいむはリードでつながれ頭にバッジを着けている。 なんてゆっくりしたれいむだろう。思わず隠れていたのを忘れて身を乗り出してしまう子れいむ。 しわひとつなく鮮やかな紅白のリボン。さらさらで艶やかな髪。もちもちとした素肌。 しわしわですすけたリボンにボサボサの髪、薄汚れた体の自分とはまるで違う。 とても同種の、いやそれどころか同じゆっくりだとすら思えないくらいだ。 そのなかでもれいむの目を一番ひきつけたのはリボンに着けていた金色のバッジだった。 おそらく取得したてなのだろう。ピカピカの金バッジが日の光を受けきらびやかに光っている。 れいむは息をするのも忘れて見入ってしまった。 男達が立ち去った後もれいむはしばらく動けなかった。それ程までにインパクトがあったのだ。 無論れいむも今まで飼いゆっくりを見たことがないわけではない。 しかしれいむが見たのはバッジなしや銅バッジの野良同然のゆっくりで、精々銀どまりだった。 セレブの飼う金バッジなど一度も見たことない。 そういえば赤ゆっくりのころよく遊んでくれたありすお姉ちゃんは元飼いゆっくりで金バッジだったって言ってたな。 れいむは思い出す。一人っ子で母親も狩りで不在がちなれいむにいろんなことを教えてくれたゆっくりだ。 上品で優しくて何でも知っている尊敬するゆっくりだった・・・だけど・・・ れいむは一度もありす姉ちゃんがゆっくりしているのを見たことがない。 顔では笑っていても本心からの笑顔は一度もなかったのをれいむは知っていた。 そんなありすお姉ちゃんだけどれいむは一度だけ泣いているのを見たことがある。 何かいやなことがあったのだろう。路地裏で一人、声を出して泣いていたありすお姉ちゃん。 あの時のありすお姉ちゃんの言葉がれいむは忘れられない。 「きんバッジ・・・きんバッジさえあればなまゴミなんてあさらなくてすむのに・・・かちかちのゆかじゃなくてふかふかのくっしょんさんでねれるのに・・・・あんなぎんやどうばっじしかとれないようないなかものたちにバカにされずにすむのに・・・どうして・・・どうして・・・うわぁあああああ!!!」 れいむは何も言えずただそこで立ち尽くすしかなかった。 その日かられいむはありすお姉ちゃんを見ていない。 風の噂によると飼ってくれる人間を探しに町へ行ったが見つからず、そのまま加工所で駆除されたらしい。 あの時はありすおねいちゃんの言葉の意味が解らずにいたれいむだが、今なら解る気がする。 きっと金バッジはゆっくりをゆっくりさせてくれる物なんだ。 だからそれを無くしたありすおねいちゃんはゆっくりできなかったんだ。 そしてあのれいむは金バッジを持っているからあんなにゆっくりできているんだ。 よし。なられいむも。 そう思い道行く人間に片っ端から「金バッジください。」と懇願するれいむ。野良ゆっくりが人間に関わるのは危険だということも忘れてである。 しかし当然そんな要求受け入れられるはずもない。完全に無視か「じゃまだ、どけっ!!」と怒鳴られる始末。 途方にくれ道端で立ち尽くしてしまった。 「そして裏戸の開いていたうちへ侵入して金バッジがないか探してた、ってわけか。」 「ゆう・・・そのとうりだよ。」 「おい、れいむ。人間のうちへ入るのはいけないことで、まして盗みなんてもってのほかだと知っているよな?」 「ご・・ごめんなさい!!」 そう言ってペコペコと頭を下げるれいむ。どうやら自分がしたことが悪いことだというのは知っているらしい。 普通の家に金バッジは転がってないとか、野良が金バッジなんて手に入れてもどうしようもないだろ、とか色々突っ込みたいが今はやめておく。 「そうまでして金バッジを手に入れてゆっくりしたかったのか!?人のものを盗んででもゆっくりしたいなんてゲスの考え方そのものだろうが!!」 「ごめんなさい!!ごめんなさい!!」 「大体金バッジは持っていればゆっくりできるものじゃなくて、頑張ってゆっくりできるようになったゆっくりに与えられるものなんだよ!!楽してゆっくりしようなんて性根が腐ってる証拠だ。」 「ゆう・・・でも・・・でも・・・」 「なんだ。なにかいいたい事でもあるのか?」 「れいむは・・・れいむはおかあさんにゆっくりしてほしいよ。」 「えっ?お前自分のために金バッジが欲しかったんじゃなかったのか!?」 思わず聞き返してしまう俺。普通人間のうちに入ってくるようなゆっくりはゲスだと相場が決まっている。家族のことを思いやるどころか土壇場になれば家族を生贄にしてでも自分だけは助けてとぬかすような奴が大半だ。 しかしまさか母親のために人間に捕まるリスクを犯すような奴がいたとは・・・ 始めは事情を聞いたら痛めつけた後、叩き潰すつもりだったが・・・どうする? 俺は迷っていた。 れいむはガチガチと震えていた。 お兄さんはれいむから話を聞くとしばらく何か考えていたようだが、不意に立ち上がり「ちょっと待ってろ。」と言い立ち去ってしまった。 きっとお仕置き道具を取りに行ったに違いない。お母さんが言っていた。人間さんのおうちに入るような悪い子はとっても痛いお仕置きをされた後、永遠にゆっくりさせられちゃうんだって。 人間さんのおうちに入るのがいけないことなのはれいむも良く知っている。 でも・・・それでもお母さんに金バッジをつけて貰いたかった。 もしお兄さんの言うように頑張っているゆっくりに与えれるのならなおさらだ。 この辺りは餌場が少なく捕食種やゲスも多い為ゆっくりにとってけして住みよい場所ではない。 片親で子供を育てるのは並大抵の苦労ではないだろう。事実、母れいむの体は生傷が絶えなかった。 そんな母にいつも助けられていたれいむ。 ゲスまりさにおうちを取られようとしたときも颯爽と現れゲスを退治してくれた。 ゲスまりさに噛み付かれて自分が一番痛いはずなのにそんなのおくびにも出さず、逃げるときにできたれいむの擦り傷をぺーろぺろしてくれた。 遊んでる途中れいぱーありすに囲まれ、もうだめだと思ったときに、れいぱーの天敵であるドMてんこをけしかけるという機転でれいむを救ってくれたもある。 「んほぉおおおおおお!!!れいぱーさんたちぃいいい!!!てんこをめちゃくちゃにおかしてねぇええええ!!」 「ぎゃああああ!!!きもちわるぃいいいいい!!!!」 「ばけものがぁ、ばけものがいるわぁあああああ!!!!」 「こんなのとかいはじゃないぃいいいいいい!!!」 そう叫びながらくもの巣を散らすように逃げるれいぱー。そしてそれを追うれいぱーよりキモイ顔のドMてんこ。 ぽかーんとするれいむにお母さんは「もうだいじょうぶだよ。」と優しく微笑んでくれた。 強くて優しくて賢くて・・・れいむの自慢のお母さん。 そんなお母さんに金バッジ・・・あげたかったな・・・ でももうその望みはかなわない。れいむはここで死んじゃうんだから。 最後に一言伝えたい。 おかあさんひどいこと言ってごめんなさい。 お母さんのこと大好きだったよ、と。 なんで・・・なんであの時お母さんにひどいこと言っちゃったんだろ。 お母さんのこと大好きなのに。 れいむはいつの間にか泣いていた。涙がとめどなくあふれてくる。 その涙は恐怖からではなく後悔の念から湧き出たものだった。 その時ドアが開いた。お兄さんが帰ってきたのである。 れいむはビクッとした。ついにお仕置きが始まるのだ。 そう思ったれいむだった・・・が。 次の瞬間れいむは目を疑った。お兄さんの手に持っていた物にだ。 お兄さんが持っていたもの。それは金バッジだった。今朝見たれいむがつけていたものと同じくキラキラとまばゆく輝いている。 驚きで声も出せないれいむ。 そんなれいむに向かってポイッと無造作に金バッジを投げるお兄さん。金バッジはれいむの前にカシャンと落ちた。 そして開口一番こう言った。 「やるよ。」 あまりのことに思考がフリーズしっぱなしのれいむ。頭の中は?マークで一杯だ。 「どうした?いらないのか?」 そう言い放つお兄さんに全力で首を振る。夢にまで見た金バッジをくれるというのだ。いらないと言うバカなどいるはずも無い。 すぐさま金バッジに駆け寄るれいむ。磨きぬかれた金貨のように輝くバッジに我を忘れうっとりする。 金バッジにすーりすりするとれいむはなんだかとても幸せな気がした。 「おにいさんすごいよ!!なんだかこのバッジとてもゆっくりできるよ。」 「そんなモンで喜ぶな!!満足したんならとっとと帰れ。」 「ゆう・・・でも・・・」 「なんだ?何かまだあるのか?」 「どうしてきんばっじさんをくれるの?れいむかってにおうちにはいったわるいこなのに。」 れいむはそれが解せなかった。おうちに勝手に入って物を盗むのはゆっくりできない悪いこと。 それはゆっくりでも人間さんでも変わらないはずだ。 それをお仕置きなしで開放してくれたうえに金バッジさんまでくれるなんて。 さすがの餡子脳でもおかしいとわかる。 「・・・・似てるからかな。あいつらに。」 数瞬のためらいの後お兄さんは話してくれた。 お兄さんは子供の頃ゆっくりれいむの親子を飼っていたこと。 内気で友達も少なく両親も不在がちだったお兄さんにとってれいむ親子は家族であり親友であったこと。 ある日親れいむが金バッジの試験を受けたいと言ってきたこと。 「金バッジになれば俺をもっとゆっくりさせられると思ったんだろうな。俺はそんなもの要らなかったのに・・」 話してる途中お兄さんはそういって苦笑いをした。 かくして猛勉強の末親れいむは見事金バッジ試験に合格した。 親れいむ以上に喜んだのは子れいむだった。もともと親思いのいい子ゆっくりだった。試験に合格したのが自分のようにうれしかったのだろう。 しかしあまりにはしゃぎすぎた。はしゃぎすぎて散歩中子れいむは車道に飛び出てしまう。 子れいむに気づかずせまる車。子供を助けようとする親れいむ。しかし間に合わず結局二匹とも・・・・ 「・・・しんじゃったの?」 「ああ。結局俺の手元に残ったのは一度もつけることのなかったその金バッジだけだった。」 「ゆう・・・・でもだとしたらそんなだいじなものれいむもらっていいの?」 その話が本当だとしたらこの金バッジはそのれいむ親子の形見同然。お兄さんにとっても大切なものなはず。 「ああ、かまわないさ。どうせ俺には必要ないものだ。それに・・・」 「それに?」 「案外このバッジはお前みたいなゆっくりにふさわしい物なのかもな。」 そう言うとお兄さんは照れたように顔を背けてしまった。 「ありがとう。おにいさん。おにいさん・・・とってもいいひとだね。」 「よせよバカ野郎。もう必要のないガラクタだからくれてやっただけだ。」 その後れいむはお兄さんに何度もお礼を言い家路に着いた。 家に帰ったれいむは母れいむをびっくりさせた。 飼いゆっくりでもエリートしかつけることの許されない金バッジを野良の娘が持ってきたのだから当たり前である。 当然事情を聞かれ、危ないことをするなとこっぴどく叱られるれいむ。 しかしそれもれいむにとっては心地よかった。二度と会えないと思っていたお母さんの声だから。 ひとしきり叱られた後れいむはこの金バッジをもらって欲しいと切り出した。 最初母れいむは固辞したが、れいむがどうしてもと言うので結局バッジは母れいむがつけることになった。 母れいむの頭でさんさんと誇らしげに輝く金バッジ。 良かった。大好きなお母さんに金バッジをあげられて。 れいむはその母の雄姿をいつまでも見ていた。 夕焼けに染まる町にたたずむれいむ親子。れいむたちの影を夕日が長く伸ばしている。 「おかあさんごめんなさい・・・」 おずおずと母へ謝るれいむ。思えばまだれいむは今朝のことを謝罪していなかった。 「ゆっ?なにが?」 「あさにれいむおかあさんにひどいこといっちゃったよ・・・おかあさん、れいむのためにいつもがんばってくれてるのに・・・」 「いいんだよ。ぜんぜんおかあさんおこってないよ。おかあさんこそやくそくまもれなくてごめんね。そのかわりね・・・」 「ゆっ?」 「きょうはたくさんごはんさんがとれたんだよ。だからあすはやまさんにぴくにっくにいこうとおもうんだけど。」 「ゆっ!!ほんと!?」 思わぬ幸運にもみあげをピコピコさせて喜ぶれいむ。 きっとこの金バッジがこの幸せを呼んでくれたに違いない。この金バッジは幸せを呼ぶ金バッジなのだ。 本気でそう思うれいむ。実際はただの偶然なのだが。 木枯らしがれいむ親子に吹き付ける もうすぐ冬が来る。野良にとっても冬はつらい季節だ。 でも大丈夫だろう。れいむには自慢のお母さんとこの金バッジがあるのだから。 明日もいい日でありますように。そうれいむは金バッジに願う。 母れいむの金バッジが夕日を反射し宝石のようにきらめいていた。 その日れいむはなかなか寝付けなかった。 横でねている母を見る。その頭には金バッジがダンボールハウスの隙間からもれる月の光で輝いている。 金バッジには金色の地金に何か文字が書いてある。最初れいむは模様かと思っていたが母れいむにこれは文字さんといって何かを伝える為に人間さんが作ったものだと教えられた。 なんて書いてあるんだろう?母れいむも生粋の野良である為何と書いてあるかまでは解らなかった。 まあいいや。きっとゆっくりできる事が書いてあるに違いない。だってこれは幸せを呼ぶ金バッジなのだから。 そう思いうっとりしていたれいむだったが不意に入り口のほうからガタゴトと音が聞こえた。 こんな時間に誰だろう。不審に思い様子を見に行くれいむ。そこいたのは・・・ 「ぎゃああああああああ!!れみりゃだぁあ!!!!」 「うー。やっぱりここにあまあまがいたどー。」 そこにいたのはれみりゃだった。入り口のバリケードを破壊して今にも入ってきそうである。 「ゆっ!?れみりゃ!!」 物音を聞きつけ飛び起きる母れいむ。そして次の瞬間バリケードが破壊され、れみりゃが巣に入ってきた。 「うーあまあま・・だどっ!?」 ダンボールハウスの外まで吹っ飛ばされるれみりゃ。一瞬の隙を突いた母れいむの体当たり攻撃が見事ヒットしたのだ。 「さあおちびちゃん。ゆっくりしないでついてきてね!!」 急いで逃げ出すれいむ親子。命がけの追跡劇の始まりである。 子ゆっくりを連れ捕食種相手のあまりに不利な鬼ごっこ。しかし勝算がある。母れいむはこの町の地理を知り尽くしておりどこへ逃げれば逃げ切れるか知っているのだ。 れいむ親子は雑木林に入った。ここなら確実にれみりゃは自分達を見失うはずだ。はずだったが。 「うー。あまあま・・・みつけた・・・。」 「うー、まま、こっちのちいさいのもつかまえた。」 ガシッと鷲づかみされるれいむ親子。胴つきふらん親子に捕まったのだ。 「あまあまみつけ・・・げっ、ふらんがいるどー」 更にまいたはずのれみりゃまでなぜかこっちに来ている。 なぜ?なぜだ?これじゃまるでこちらの位置がわかるみたいじゃないか。 そもそもなぜれみりゃはれいむたちのおうちを見つけられたのか。カモフラージュして今まで一度もばれたことがないのに。 わからない。わからない。 絶望感と困惑で母れいむは視界がグニャリと歪むのを感じた。 その時雑木林がガサガサ揺れる音がした。 誰か来たのだ。ふらん達はきっと身構える。 「おーい。ちょっと待ってくれないか。」 現れたのは一人の男だった。なぜかビデオカメラを手に持っている。 男の顔を見てぱあっとれいむの顔が輝いた。昼間れいむに金バッジをくれたお兄さんだったからだ。 「おにいさぁああああああん!!れいむたちをたすけてぇ!!」 もう大丈夫だ。あの優しいお兄さんが助けてくれる。そう思いれいむは安堵した。 事実、人間の強さを知っているふらん親子はすでに逃げ腰であり、れみりゃに至っては胴つきふらんや人間相手では適わない一目散に逃げている。 「あー、いーいーそのままで。俺は別にお前らの狩りの邪魔をするつもりはない。ただそいつらと5分ほど話をさせてくれ。そしたらそのれいむたち煮るなり焼くなり好きにしていいから。」 エッ!?ナニヲイッテルノ、オニイサン? 予想外の一言にきょとんとするれいむ。 対してふらん達は相手に敵意がないことを感じると大人しくその場でれいむ達を持ったまま待機した。 「お、おにいさんれいむだよ!!きんばっじさんをもらったれいむだよ!!おねがいだからたすけてぇええええ!!!」 必死に懇願するれいむ。子ふらんに捕まったままジタバタともがいている。 「ああ知ってるよ。お前が帰る途中ずっと後をつけていたからな。それからずっと捕食種たちが襲ってくるまでずっと刑事ドラマよろしく巣の近くで張り込んでたんだぞ。もう冬も近いのに大変だったぜ。」 ナニヲ、ナニヲイッテルノ、オニイサン? お兄さんの話を聞きながられいむはがくがく震えていた。寒いからではない。なんだかすごく悪い予感がするからだ。 「なんで捕食種が襲ってくるのが解るかって?簡単さ。そこの母クソ袋がしてるバッジにれみりゃやふらんしか解らない匂いがする香料をたっぷり塗りつけておいたからさ。れみりゃ達が好むゆっくりの匂いがする香料をな。 こいつは強力だから半径50メートル以内のれみりゃ達が匂いにつられて群がってくる。後はれみりゃ達が行動する夜になればバッジをつけたお前らが襲われるって寸法さ。」 「どうして!?どうしてそんなことしたのぉおおおおお!!おにいさんはいいひとだったでしょおおおおお!!!?」 絶叫するれいむをお兄さんはニヤニヤしながらカメラで取り続ける。裏動画サイト「ニヤニヤ動画」に動画をアップするためだ。 「バァァァァァァァァカ!!そんなはずないだろ。おれは虐待おにいさんなんだだ。お前らクソ饅頭どもに絶望、苦悩、苦痛、そして無惨で無意味な死を与える為に存在してるんだよ。」 「じゃああのむかしかっていたれいむたちのおはなしは・・・」 「そうさ、全部作り話だよ。俺はガキの頃からゆっくりを虐待以外したことがねえ。その金バッジも普通のバッジに金の折り紙はっつけてマジックで適当な言葉を書き込んだだけだ。 にもかかわらずころっと騙されやがって。一度吹き出して笑いそうになっちまったぜ。」 「そんな・・・どうして・・・」 もはや消え入りそうな声のれいむ。虐待おにいさんはそんなれいむを見て悪魔のようにニヤリと笑う。 「どうしてだと?お前が盗人の真似をするからだろーが。なに被害者面してんだよ。 それともなにか。お母さんのためっていう大義名分のためなら人のうちへ勝手に入ろうが、盗みをしようが、人殺そうがしょうがないってか。 だったら家族のために畑あらしをするゲスは無罪か!?群れの為にドススパークで脅迫して食料を強奪するドゲスに罪はないのか!? 俺はてめぇみたいな善良ぶったゲスゆっくりが大嫌いなんだよ!!」 「せめておかあさんだけでもたすけて・・・」 「ダメェエエエエエエエ!!!断固拒否ッ!!!ゲスを育てた親も連帯責任とするッ!!!そもそもクソ饅頭ごときが幸せだのゆっくりだの欲しいと思ってるのが間違いなんだよっ!!! いいですか、お前らには絶望しかありまシェーーーーン!!!死んだ魚のような目で生ゴミをむさぼり、加工所や他の動物におびえ続けながら、仲間同士でも罵倒し、騙しあい、奪い合い、傷つけあう。 夏は暑さで干からびて死に、冬は飢えて凍えて死に、春も秋もなんとなく無惨に死んでいく。 それがゆっくりなんだよ!!そこに希望も幸せも、もちろんゆっくりも一切ないッ!!!!」 「ゆう・・・そんな・・・」 「ははっいいぞ、その表情。その絶望に満ちた顔。全くあの場で潰さなくてホンと良かった!!」 「ゆゆっ、おちびちゃんをいじめないでねっ!!れいむおこるよっ!!」 子供が罵倒されるのに我慢できなくなったのか母れいむが口を出してきた。 もっともふらんに捕まっているこの状態ではぷくーっぐらいしかできなかったが。 「はっはっはっ。いい母親をもったなれいむ。これからお前のせいで死んじゃうのにまだお前の味方をしてくれるなんて。まあ精々ふらんに中身吸いつくされて死ぬまで仲良くやってくれ。俺はもう帰るから。それじゃあそのお似合いの金バッジと一緒にゆっくり死んでってね!!!」 虐待おにいさんはそう言い残すと意気揚々と立ち去っていった。 ふらん達に囚われたれいむ親子を置き去りにして。 結局れいむたちはふらん親子によって巣まで連れて行かれた。 れいむたちはいまふらん達の巣の中にいる。ふらんたちの冬の間の食料。それが今のれいむ達だ。 捕食種の食生活には2パターンある。ゆっくりが主食であり草や虫はあまり食べないタイプと草や虫を普段食べてゆっくりは冬などの非常食にしておくタイプ。れいむ達のつかまったふらんは後者に近い。 ただ違うのはこのふらん一家はかなり知能が高く捕まえたゆっくりを非常食でなく家畜として見ている点だろう。 一回で全て餡子をすすろうとせず、ある程度吸った後、枯葉や木の皮などを与え生かし続ける。 こうすれば半永久的に食料に困らないというわけだ。もっとも食料にされるゆっくりにはたまったものではないが。 ドガ、バキッ、グシャッ!!! 「うーしねしね。」 「やべっ、やべて、やべてね。」 母れいむはあんよを齧られ動けなくされた後、親ふらんのサンドバッグになった。こうして痛めつけることより餡子が甘く美味しくなるのだ。 「やめてぇええええ!!!おかあさんをいじめないでぇええええええ!!!」 母と同じくあんよを齧られ動けなくされているれいむには泣き叫ぶことしかできない。 自分のせいで・・・自分が金バッジなんかあげたせいでお母さんがあんなめに・・・・ ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい。 れいむは心のなかであやまり続けた。 今日は初雪が降った。巣の中からでも白い雪が舞い降りるのが見て取れる。 でも自分には関係がない。どうせここからは出られないのだし、自分はここで死ぬのだから。 れいむは母を見る。 強くて優しくて賢くて自分の自慢のお母さん・・・だったものを。 毎日のようにふらん親子に殴られ続けた結果、歯はほとんどへし折られ目玉も飛び出し、顔もアザだらけ。 中枢餡にも深刻な損傷があるらしく精神的にも完全に壊れてしまった。 れいむの言葉にも反応せず、ときおり訳のわからない奇声を上げながらうんうんやしーしーを撒き散らす狂ゆっくり。 そんなものに母はなってしまったのだ。 れいむは早く死にたかった。死だけが救いなのだ。 そんなれいむの光なき目が金バッジをとらえる。子ふらんはえらく金バッジが気に入ったようで、母れいむからむしりとったバッジは子ふらんの宝物として巣の中に大切に飾られている。 その金バッジには一言こう書かれていた。 「バーカ」 あとがき いつもご愛読ありがとうございます。長月です。 餡子ンペ09出展第2弾である本作は、虐待と見せかけた愛でだった第1弾「ゆっくりを愛でてみた」とは対照的に、愛でに見せかけた虐待をコンセプトにしています。 ご意見、ご感想等コメント欄に書いてくれると励みになります。 追伸 何気にてんこが5連続出演。もうてんこが止まらない。 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 ふたば系ゆっくりいじめ 208 ゆっくり見ていってね ふたば系ゆっくりいじめ 218 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 ふたば系ゆっくりいじめ 227 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い ふたば系ゆっくりいじめ 247 夢と現実のはざまで ふたば系ゆっくりいじめ 264 あるまりさの一生 ふたば系ゆっくりいじめ 298 ゆっくりを拾ってきた ふたば系ゆっくりいじめ 336 ゆっくり Change the World(出題編) ふたば系ゆっくりいじめ 357 ゆっくり Change the World(出題編2) ふたば系ゆっくりいじめ 391 ゆっくり Change the World(解答編) ふたば系ゆっくりいじめ 400 あるゆっくりできない2匹の一生 ふたば系ゆっくりいじめ 441 てんこがゆっくりするSSさん ふたば系ゆっくりいじめ 457 あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ ふたば系ゆっくりいじめ 476 ゆっくりを愛でてみた 長月の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る なんかお兄さんに良い印象持たない奴がいるけど、 お兄さんの家に物盗みに行った事は事実なのに 悲劇のヒロインぶってお兄さんに制裁されても まだ自分や自分の親の保身の事考えてるんだから、 善良なんかじゃなくて、むしろ普通のゲスと違って 一見良いことをしているように見えるから特に質の悪いゲスだよ。 しかも、最後のふらんに捕まってからの描写を見るに まだ金バッジあげたからとか見当違いな事言ってる。 自分が何をしたかを最後まで 理解してないどうしようもないゲスだ -- 2016-01-25 04 15 08 ニヤニヤ(^ ω ^) -- 2016-01-22 23 50 19 ↓ごめん、「この」が一つ多かった -- 2015-10-10 21 40 30 まぁこのこのれいむは善良の仮面をかぶったゲスってことだな。おにーさんマジ正論 -- 2015-10-10 21 39 49 「バーガ」ww -- 2015-07-05 15 06 23 消防乙↓ -- 2014-06-15 18 18 47 管理人死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね消えろランランルーバイバーイあとこんなコメ書いてる奴も、死ね死ね死ね死ね死ね(^ω^) -- 2013-06-21 20 59 41 あげておとすのはやめてね!ゆっくりできないよ!! -- 2012-10-03 05 45 44 感動もののいい話かと思ったら虐待もののいい話だった -- 2012-09-18 02 35 11 自分は愛で寄りだけど、この鬼威山は間違ってないと思う。 人間の領域を侵して物を奪おうとした時点で間違いなく悪だし、ましてやこの子れいむの場合は完全に自分の都合で、生死がかかった切羽詰まった状況で仕方なく…っていう訳でもないし。 逆にこの鬼威山がいい人でれいむ親子はしあわせーに暮らしました、なんてことになってたら、人間の家を荒らすゆっくりが増えるだろうな。 -- 2012-07-05 09 10 05 うーむこの虐待鬼威山は人間として好きになれん -- 2012-06-25 11 52 29 ダメェエエエエエエエ!!!とありまシェーーーーン!!!で思わずむせた -- 2012-03-15 00 14 19 一種のパフォーマンスですな。 -- 2011-05-07 19 13 06 なんとなく無残に死んでゆくそれがゆっくり 名言だと思った。 -- 2011-01-27 02 10 33 ヒャッホオオオォォォー!!鬼威惨の絶対的な演技と策によってゴミカス饅頭親子死亡確定!!!ッシャアアアァァァッ!!!ハッピーエンドオオオオォォォォォ!!! -- 2011-01-26 01 57 48 ゆ虐好きだけど、リアルなゲス人間が出てくるのは結構引く~ 人間の暗黒面だか韓国面だかの具現としてゲスゆっくりを制裁するのが一番ときめくな 虐待おにいさんは能天気なテンプレタイプのが好き。 -- 2010-12-12 14 23 29 とても面白かったです! 途中までは子れいむを愛でるんじゃないかとハラハラしましたが その反動で虐待鬼威山が正体を現した時はスカッとしました! 欲を言えば子れいむのサンドバックも見たかったですねw -- 2010-11-27 18 57 37 >善良ゆっくり消したらゲスゆっくりが増えるじゃん・・・ え、人様の家に侵入して荒らすゴミ饅頭が善良…? 日本語が読めないか、頭が終わってるのかどっちだろう -- 2010-09-24 08 56 48 ゆっくりはかわいい。ゆっくりを愛してる。通常だとか希少だとか関係ない。ゆっくりはかわいい。 そんな愛らしいゆっくりが理不尽に痛めつけられ殺される様に酷く興奮する。つまりドS。 -- 2010-08-21 21 27 27 どっちが屑でもゲスでもいいの!ゆっくり共が絶望にまみれて死にくされば!!ざまぁゆっくり!お前らにはそんな死に様がお似合いだ! -- 2010-07-30 22 30 15
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(書いた小説) =シリーズ= ふたば系ゆっくりいじめ 818 黒いオオカミ~chapter1~ ふたば系ゆっくりいじめ 838 黒いオオカミ~chapter2~ ふたば系ゆっくりいじめ 851 黒いオオカミ~chapter3~ =一話限りシリーズ= ふたば系ゆっくりいじめ 894 ゆっくりが知ってはいけない、鬼ごっこ ふたば系ゆっくりいじめ 916 インフェルノ・ペスト ふたば系ゆっくりいじめ 957 暴飲暴食の豚王 ふたば系ゆっくりいじめ 975 自然の恵み ふたば系ゆっくりいじめ 1112 スポーツでゆっくりを虐待!!in魔界 ふたば系ゆっくりいじめ 1139 ゆっくり実験するよ!! =短編集シリーズ= ふたば系ゆっくりいじめ 1004 短編集 合体「ゆっくり×悪魔」 ふたば系ゆっくりいじめ 1037 短編集 選ぶとしたら・・・・ ふたば系ゆっくりいじめ 1218 短編集 ゆっくり童話 △注意事項△ ・希少種ゆっくりが登場します。 ・希少種ゆっくり「超愛」。 ・固有の悪魔は出ません。 ・それでも良いという方は読んでください。 =始めに= ゆ虐待レストランへようこそ。私は支配人のマッドと申します。 さて、今回のメニューは「希少種ゆっくりを愛でる会」です。 人間達もゆっくりを愛でる会というものがあるようですが、実は魔界の悪魔達もゆっくりを愛でる会があるのですよ。 ほのぼのとした物語。 今回はそんな話。 =希少種ゆっくりを愛でる会= 謎の生命体ゆっくり。 生首で中身が餡子という動く饅頭。 人語を理解しているのだが、どうも解りずらい。 しかも、記憶が物凄く悪く性格も最悪だ。 野菜を盗んだり、窓を割って人の家に侵入すると言う達が悪い。 それだけにとどまらず、物凄い繁殖能力が備わっており、鼠もびっくりするほどに増えるのだ。 悪魔達はそんなゆっくり達を危険視して、駆除を行うのたが、減ったら増えるとそれの繰り返しだった。 だが、ゆっくりの中には礼儀正しいゆっくり、希少種といったゆっくりと良い面を見た。 魔界の政府は「礼儀正しいゆっくりと希少種の保護」と「ゲスゆっくりは徹底的に死を与える」という法律がつくられたのだ。 今回は名のある魔王たちが集まって希少種ゆっくりの見せあいをしている。 ここは「希少種ゆっくり愛でようの会」の本部。 希少種のゆっくりについて語り合ったり、競い合ったりとする会なのだ。 【やはり、可愛いのはやまめだよ!!見よ、この髪の色つや、勇敢な性格は中々のものだぞ!!】 「スパイヤーマッ!!」 豪胆な黄土色の悪魔はキリッとしたやまめを見せる。 【いーや、違うね!!このもこうこそが一番だ!!この美しい白い髪とリボン、なにより炎の色が綺麗だ!!】 「もっこもこにしてやんよ!!」 熱血の赤い悪魔はゆっくりもこうを見せる。 【解っていませんね。私のれてぃこそが一番ですよ。この白い肌に艶々した皮こそ芸術です。】 「くろまくー。」 知的で青い悪魔は大事に育てた、ゆっくりれてぃを自慢する。 【いいえ、違います。私のいくちゃんが一番ですもの。】 「ふぃーばー!!」 緑色の髪のおっとりした女悪魔はゆっくりいくを優しく抱いて意見する。 【違うね。このゆうぎがだよ。この角と星のマークがとても輝いているさ】 「しょうぶするかい?」 桃色の短髪の男勝りな性格をした女悪魔はゆうぎを自慢する。 それから、ギャアギャアと自分達のゆっくりが一番だと、言い争うがどちらとも譲る気はしない。 【会長はどんなゆっくりが良いのですか?】 正面の席に座っている灰色の髪の悪魔が豪華なイスに座っている。 この悪魔会長は珍しいゆっくりを持っているのだ。 【・・・ゆっくりしんき(胴付き)ということで。】 「皆様、よろしくお願いします。」 灰色の髪にサイドポニテールが特徴の超希少種の胴付きゆっくりしんきがペコリッと礼をする。 「「「「やっぱり、しんき様が一番、ゆっくりしていますね!!」」」」 周りのゆっくり達もワイワイと騒ぐ。 今日も「希少種愛でる会」は絶好調で平和な一日でしょう。 =あとがきだより= さーて、いかがだったでしょうか? 今回は希少種ゆっくりの自慢話。 では、また次回をお楽しみに・・・・・ 支配人マッドの作品集 このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 支配人マッド感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1341 希少種ゆっくりを愛でる会』 トップページに戻る
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体3 28KB ※『ふたば系ゆっくりいじめ 393 体』『ふたば系ゆっくりいじめ 401 体2』の続きです先にそちらを見なければわからない描写が存在します。 ※俺設定要注意 ※ご都合主義満載です ※虐待されないゆっくりも存在します ※ガ板ネタ 要 注 意!! 体3 先生は喜んでいた。とある『計画』のために街の排ガスなどに汚染されていない野生のゆっくりが欲しかったのだ。そこへ4匹も、それも山からこんなところまで歩いて来れる活きのいいゆっくりを無償・無労働で手に入れることができたのだから。 先生はそれぞれの箱にお菓子を入れ、皆が食べるのに夢中になっている隙に長ぱちゅりーの箱にのみ蓋をして積み込んだ。これによって長に他の連中の言葉を遮らせない。しかもぱちゅりーの箱にのみお菓子を多めに、他3匹には見えない角度で、という徹底ぶりである。 そして車を発車させた。これにより、車は中の会話は誰にも聞けない動く密室と化す。 「やあ君たち!本当は何か別の目的があって山からきたんじゃないのかい?」 「ゆゆっ!?どうしてわかったんだぜ?」 「うん!さっきお話ししたとき、ぱちゅりーが何だかゆっくりしてなかったからね。何かあるんじゃないのかって思ってね!」 「ゆー!すごいよ!実はね……」 先生は人目を気にする心配がなくなったため、鬼意山口調になっていた。 にもかかわらず、ゆっくり達は命の恩人でありお菓子をくれた先生を完全に信用していた。そして、計画をしゃべってしまったのだった。 「へえ…なるほどね」 心の中ではもう踊りたくなるほど喜んだ。 ―――なんということだろう!すぐゆっくりが欲しかった時にこんな好都合なゆっくりが手に入るなんて。まるで腐女子の前の投手と捕手!!!――― 「そうだ!皆今日は疲れただろう。『おにいさん』の家に泊まって、明日ゆっくり帰ればいいよ」 「ゆゆっ!それはめいあんだぜ!さすが『おにいさん』だぜ」 「ゆわーい!おとまりだよ!みんなでおとまりなんてちいさかったときいらいだよ」 「ちこう!ちんこ!ちぃぃぃぃぃぃんぽぅ!」 (むーしゃむーしゃ!むきゅうう!し・あ・わ・せええ!) 当然、この『おにいさん』と『おにいさん』はまったくニュアンスが違う。ゆっくりが「まりさのいえのまりさはまりさのところのまりさといっしょにゆっくりすることにしたんだって」というのと同じである。ただ、人間は漢字でそのニュアンスを区別できる。そう、『鬼意山』と『お兄さん』の違いを…。 なお、ぱちゅりーであればさすがに泊まることは何かと理由を付けて反対しただろうが、「完っ全っ防音!透明な箱Z」(拘束鬼意加工所製、¥3,980)のせいでこの会話を聞くことはかなわない。 計画どおり! 「よし、そうと決まればおにいさんのお家に行こうね。」 といっても元々山になど向かっていなかったので、すぐに到着した。 箱に入れたままゆっくり達を虐待ゆっくり用の待機部屋に入れ、そこでようやく箱から出した。 「ゆわー…。とってもゆっくりしたゆっくりぷれいすだね」 「ここをまr「おにいさんの家だからね」…そ、そうだったんだぜ」 「ちーーーんぽ!」 「むきゅう。なんでこんなことに…?」 ぱちゅりーは一応心配はしていたが、先ほどからお菓子をたくさん食べて満腹に近かったため、警戒心が薄れて実際に何か行動を起こすようなことはしなかった。 そしてゆっくりたちがその場でくつろごうとしたとろで、先生は大きな声で言った。 「あらためていらっしゃいませ!加工所にようこそ!」 「がごうじょはい゛や゛あああああああああああああああああああああ」 「ゆぎゃああああああああああああああああああああああああああああ」 「いいいいいいいいでぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」 「むぎゅううううううう!だましたわねええええええええええええええ」 「ああ、ごめんごめん。説明が足りなかったね。ここはゆっくり加工所じゃなくて人間加工所だよ」 「ああああ…ゆ?どういうことなんだぜ!?」 「君たちは胴が無い人間の子供を探しにきたんだろ?」 「むぎゅ!?どぼじでぞれを!?」 「さっき君のお友達に教えてもらった」 「むぎゅうううううううう。なんでおしえたのーーー!?」 「だってこのおにいさんはゆっくりできるんだぜ!」 「そうだよ!ねー」 「さお!」 「というわけで何で胴が無いのか教えてあげようと思ってね」 「お、おにいさん…ぱちゅりーたちをころさないいの?」 「はっはっは、今回は許してあげるさ。でももうやっちゃだめだぞ。虐待鬼意山に捕まっちゃうかもしれないからな」 ここで普段のぱちゅりーなら本当に許されたのかと警戒したが、先生はとてもゆっくりした人間であり、愛で派であるだろうと認識してしまっていた。偶然助けたことに始まり、意識を逸らせる為にお菓子を多くあげたことでそのような判断を下してしまったのである。 「あ、ありがとう…でもにんげんかこうじょってどういうことなの?」 ぱちゅりーは先ほどの疑問を思い出して質問した。なにせ加工所といったらゆっくりを捕まえ、苦しませて殺すことで有名なのだ。故に『ゆっくり』加工所。つまり『人間』加工所と言ったら人間を捕まえてを殺す場所という意味になってしまう。 そしてその疑問に応えるべく先生は笑顔で説明を始めた。 「君ちは人間が生まれた時は胴が無いのは理解しているかい?当然だよね。捕食種だって最初は胴無しなんだもの。そっくりな人間が最初から胴があるわけないもんね」 「ゆー!おさのいったとおりなんだぜ!」 「でもなんでさっきのばしょにいたおちびちゃんたちはみんなどうがあったの?おかしいよ!」 「その通り!」 先生は的を射た発言をした生徒に対するようにれいむに反応した。 「そう!彼らは子供なのにもう胴付き人間になっている!そしてその答えがこの人間加工所なのさ!つまり…」 「つ…つまり?」 「ここで生まれてすぐの子供に胴を付けてあげているのさ!」 「「「な、なんだってーー!?」」」「ど、どぴゅどっぴゅーー!?」 「だって考えてごらん。街は危険がいっぱいだ。とても大きなスィーや硬い地面、それに猫や犬、鴉それがどんなに危険かわかるだろう?」 「た、たしかにそうだわ!」 「だから生まれてすぐに胴付きにして何倍も強くしてあげるんだ。そうすることで街でも生き延びれるし、街で鍛えられているからこそ人間は強いんだよ」 「りにかなっているわ…。まさかにんげんさんにそんなひみつがかくされていたなんて…」 ぱちゅりーはショックを受けていた。それならば同じ胴付きであるれみりゃやふらんが敵わないのも無理はない。生まれてすぐに強くなる上、こんな場所に住み続けているのだから。車に乗る前は人間の強さを探り、ゆっくりもそれをやろうと思っていたが、これでは無理だ。自分の計画が完全に破たんしたことを理解し泣きそうになっていた。しかし… 「ところでさ、提案があるんだ」 「ていあん?いったいなんなんだぜ!?」 「うん、ねえ君たち…」 胴付きに、なりたくない? 「え?」 「それっていったい…」 「なんなら、順番に君たちを胴付きにしてあげてもいいんだ。やめておくかい?」 「で、できるの!?」 「勿論さあ!おにいさんは気に入ったゆっくりがいると、ついやっちゃうんだ!ゆっくりの体のことなら何でも知ってる、胴ぐらい朝飯前さ!」 「そ…それは…」 さすがのゆっくり達もこの提案には困惑していた。確かに胴付きになれば何倍も強くなれる。しかし通常6種の胴付き化など聞いたことがない。そう不安がっていると、 「ぱちゅりーはどうつきになりたわ!そしてぜんそくとはおさらばするのよ!」 ぱちゅりーは意を決したように叫んだ。人間ほど強くならずとも、胴があればかなり今の状況が改善される。あわよくば群れに帰った後、みんなをここに連れてきて胴付きにしてもらおう、と。 むきゅ!どうつきになればたとえにんげんさんにかてなくても、かなりていこうすることができるわ。そうなればきっとにんげんさんもわたしたちをけいかいしてあまりひどいことをしなくなるにちがいないわ!れみりゃたちはかずがすくないからにんげんさんからにげているんでしょうけど、ぱちゅりーたちならゆうかんにいどむわ。かんぺきなさくせんね!むきゃきゃ! ぱちゅりーの頭の中では、全員胴付きになった時の強さを人間≧捕食種≧通常種ぐらいにしか考えていなかった。自分たちと胴無しの捕食種との戦力差など頭にない。やはり森の賢者(笑)であった! ちなみにもう1つ。ぱちゅりー種、というかゆっくり自体喘息にならない。体が弱い=喘息という単なる思い込みである。 「おさがなるんなられいむもなるよ!」 「まりさもどうつきになってきのみさんをいっぱいあつめるんだぜ!」 「にじせーちょー!」 「じゃあ決まりだね。順番はそうだな・・・一番元気なまりさ!きみに決めた!」 「やったぜ!いちばんのりだぜ!」 「いいなあ。れいむもはやくやってほしいよ!」 「ははは、でもまりさ1つ聞いておくよ。一度この手術をしたらもう元には戻れない。いいね?」 「かまわないんだぜ!どうつきになってれみりゃをぎったんぎったんにしてやるぜ!」 「よし、では胴付き手術にレッツゴー!」 まりさと先生は笑顔で部屋から出て行った。まりさは好奇心に満ちた笑顔で。しかし先生の笑顔は違った。 そこにあったものは、先ほどの惨劇になかったもの……悪意に満ちた、大人の笑顔であった。 「むきゅ。げんきなゆっくりのじゅんってことはぱちゅりーはいちばんさいごね…はやくやってもらいたいわ!」 ユギャアアアアアア! 「そうだね!つぎはれいむだよ!」 パイルダーーーーーオンッ! 「あばれうま!」 ナジム!ナジムゾオオオ!! 「むきゅきゅ。そうねみょんもげんきだものね」 バリザノナガニハイッデゴナイデエエエ 何やら非常にゆっくりできない声が家じゅうに響いているが、生憎ゆっくりたちには聞こえていなかった。虐待鬼意山たちの例に漏れず、虐待関連の部屋には防音が施されているのだ。もしこれがなければ「胴付きになれる」という本当の意味を理解して泣きわめいてしまっただろう。 がちゃ 「ふぅ…。手術は終わったよ。後は2日間安静にしていれば体が馴染むだろうね」 「おにいさん!まりさはもうどうつきになったの!?」 「なったけど、体がまだなじんでないんだ。もうちょっとしたら完全な胴付きさ!」 「ゆー!じゃあつぎはれいむだよ!はやくつれていってね!」 「せいてんかん!ばべるのとう!!」 「悪いけど、胴付き手術に必要なものを休ませなければならないんだ…。もう3日待ってくれよ。それまでご飯もあげるしさ」 「ゆえええええいやだよさっさとしてね!」 「おちついてれいむ!いそいでもなれないんだったらまちましょう。でもおにいさん、ごはんはちゃんとちょうだいね」 「お安い御用さ」 このような調子でれいむ、みょんと3日ごとに部屋から出されて手術を受けに行った。しかし、みょんが連れ出された時点でにぱちゅりーはあることに気づいた。 みんな帰ってこないのだ。もうだいぶ経つのにれいむはおろかまりさも戻ってこない。さすがに怪しいと感じてそのことを話したが、 「今はリハビリ中なんだ。体を動かす訓練で毎日クタクタだから来れないんだよ」 と言って会わせてもらえない。では自分が会いに行くといっても何かと理由をつけて部屋から出してもらえないのだ。 そしてとうとうぱちゅりーの番が来た。 「むきゅ。おにいさん…よろしく…おねがいするわ」 ―――あちゃーまずいな。さすがに警戒している。暴れてもいいように力が弱いぱちゅりーを最後にしておいてよかった。――― 先生は自分の判断の正しさに安心して、ぱちゅりーを抱いて作業部屋の扉を開けた。そこにはさまざまなものが置いてあった。インパクトや電ノコなどの工具、薬品が多く陳列している棚、それとは別にさまざまなゆっくり関連の本が並んでいる棚、他にもいろいろなものがあったが、ぱちゅりーの目はそれらを見ていなかった。なぜなら、 「ついにそれが最後ですね。おお感謝感謝」 捕食種に並ぶ天敵、胴なしのきめえ丸が部屋の真ん中にいたのだから。 「むぎゃあああ。き、きめえま………る?」 叫んでいる途中でぱちゅりーはあるきめえ丸のある異常に気づいた。 子ゆっくりであろう小柄なきめえ丸の体の下に何やら大きめの丸い物が3つ付いていた。胴付きで四肢が欠損しているのであればもっと平坦なはずである。だがそれにはくびれが3つも付いてるうえ、1つ1つが丸い。先ほどのように丸い物体が3つと表現するほうが近い。しかも真ん中と下は少し動いているのだ。 「ゅ……ゅぅ……」 「まら…だんこーん……」 「むきゅっ!?れいむ!?みょん!?」 ぱちゅりーは3日ぶりの友人の声に思わず声をあげた。だが、その聞こえた方向がおかしい。なぜならそれはきめえ丸に付いている謎の物体から聞こえてきたのだ。 「まだ意識があるとは。黒饅頭とは一味違いますね。おお、あっぱれあっぱれ」 「ど、どういうことなのきめえまる!!」 「そのことについて僕が説明してあげるよ!あれは君と会う前日だった…」 先生は待ってましたといわんばかりに話を始めた。 ――――――10日前 休日を利用して先生は虐待に使うゆっくりを収穫するために森に来ていた。ぱちゅりー達が来た時に待機部屋に誰もいなかったのもストックが切れていたためだ。 何匹かは見つけたが、先生の虐待に耐えられそうなゆっくりはおらず、見つけては潰し、巣を暴いては潰すを繰り返していた。 そうしてしばらく歩いていると、何やら泣き声が聞こえてきた。先生はしめた!と思いその場に急いで駆け付けてみると、2匹の野犬達がそれぞれゆっくりを襲っていた。その後ろには子供以上大人未満の大きさのきめえ丸が横になって涙を流して叫んでいた。先程聞こえた声は彼女のものだったのだ。 先生は大声を出して野犬を驚かすと、彼らはそのまま逃げだしていった。するときめえ丸は2匹の元に駆け寄ろうと体を起こしたが、同時にすさまじい絶叫をあげた。どうやらあんよを食い破られていたにもかかわらず起きたため、中身が地面に触れてしまったようだった。 「おお…人ゲンさン……」 「オ゛、おぢビじゃンヴぁだいじょウぶだドゥ…?」 「父上ぇーーー!母上ぇーーー!」 襲われていたゆっくりはきめえ丸とふらんだった。だが、この2匹はもう長くないであろう。羽は食いちぎられ、振りまわされたであろう髪もあちこちに散らばっていた。歯もかなり砕けているし体中に噛み跡がありかなりの量の中身が飛び出ていた。何より、顔面の4分の1が喰われているのだ。きめえ丸は左目しか残っていないし、ふらんは頬が消えて口の中が丸見えだ。 どうやら手遅れだったようだが、落胆以上にこの状況を不思議に思った。きめえ丸とふらんが一緒になって動物に襲われるなど珍しい。ふらんがきめえ丸を襲っている最中に犬が来たのかと一瞬思ったが、ふらんがきめえ丸を積極的に襲うなど聞いたことが無い。 とりあえず小さいほうのきめえ丸をそっと反対にして抱いてやり、オレンジジュースをかけてやった。そして無駄とは分かっていたが2匹にもオレンジジュースをかけてやることにした。 「おお、痛みが…少し…引きました」 「うー…ありがと…」 「父上!母上!大丈夫ですか!?人間さんありがとうございます!」 「いや、この傷じゃもうだめだ…もうこのジュースじゃ鎮痛剤ぐらいの効果しか期待できないよ」 「かまいません…最期に、この子の顔が見れるのですから」 「おにいさん…たすけてくれて…ありがと」 「そんな!?気をしっかり持って!休めば大丈夫ですよ!?」 「いいえ、私達はもう助かりません…。だから…これからはあなた1人で…生きていくのですよ」 「で、でも…おちびちゃんもケガしてるんだどう。おにいさん、おねがいが…あるんだどう」 「子供を助けてやってくれってか?別に構わないが、お前ら番いなのか。珍しい組み合わせだな」 「…ええ…そんな珍しいが故の…たった1人だけの可愛い可愛い子供です…どうか…怪我が治るまで…ぐふっ」 「もう…おわかれだど…おちびちゃん…げんきで…」 「「さよう…な…ら…」」 「うううう。うわああああああああ」 先生も虐待鬼意山である。親が目の前で死んだ子ゆっくりなどよく見かけるし、親の死体をさらにぐしゃぐしゃにして子のお飾りをそれに突っ込みヒャッハーするなど日常茶飯事だ。 だがそれは餡子脳饅頭の話。彼女らのような高い知能を持つ稀有なゆっくりの死にはある程度敬意をはらう。 先生はきめえ丸が落ち着くのを待ち、今後の話を始めた。 「お前の両親に頼まれた。だからそのあんよの傷がふさがって自立できるようになるまで俺の家に来い。」 「ぐすっ。本当によろしいのですか?」 「子ゆっくり1匹ぐらいなら当面はわけないさ」 「おお、感謝…感謝…」 先生は親の死体を別々の袋に入れ、きめえ丸を手に持って帰路に着いた。驚いたことに、きめえ丸のあんよすでに膜が張っていた。 ―――オレンジジュース効果とはいえ普通これだけの大怪我はこんなに早く治らないぞ!?ふらんの血…餡を引いてる影響か――― 帰宅後、きめえ丸にさらにオレンジジュースをかけてやり、死体入り袋を冷蔵庫に入れた。死体を処理するのはあることを確認した後に、と先生は決めていた。そして、あの4匹の運命を決定した『計画』について話を始めた。 「なあきめえ丸、お前も栄養をちゃんとつけたらいずれ胴付きになるんだよな?」 「ええ。その通りです。でもあの森は食べ物は決して多くありませんからね。きめえ丸種は雑草はあまり食べれませんから、母も胴なしのままだったんです。父も私達に合わせてゆっくりを食べるのを控えてましたし…」 「その事なんだが、お前、子供のまま胴付きになってみないか」 「は?」 「お前が大人になるのを待っていたら秋の中盤になっちまうんだ。その頃には冬ごもりの準備はほぼ終わってなきゃいけない。でもお前は人間の家から森に帰ったばかり、しかも独り立ち直後だ。ほぼ確実に失敗して死ぬ。」 「おお…おお…」 「でも胴付きなら大人になる前に森に帰れる。それどころか身体っていうアドバンテージがあるから準備もスムーズに進む」 「それならとても魅力的な提案ですが…可能なんですか?」 「ああ。最近『月刊ゆ虐の友』で見てな。それによると成功率は低いそうだが、俺の見立てではお前の場合かなりの高確率でうまくいく。」 「…元々選択肢など無いに等しいのです。それをお願いします」 ――――――9日前(ぱちゅりー一行捕獲、まりさ手術日) 「ゆゆーん。これでまりさもどうつきだぜ!」 「そうだね。まりさは胴の上部分や手になるんだよ」 「ゆ?」 がちゃ 「おお、それが『あれ』の材料ですか」 「ゆぎゃあああ!きめえまるだあああああ!」 「そおい!」 先生は部屋に入るやいなやまりさを顔面から床に叩きつけた。そのせいでまりさの前歯が折れてしまっていた。 「ゆぎゃあああ!?なにするんだぜ!?」 「ヒャアアアアア!ゆっくりは改造だああああああ!」 虐待鬼意山の中には称号やG(ぎゃくたい)ネームとして○○鬼意山と呼ばれる者がいる。ぺにぺにがおちびちゃんな『短小鬼意山』や自動車の修理工として働く『修理工鬼意山』などが後者にあたる。 先生は前者……Gネーム、『改造鬼意山』と皆に呼ばれる虐待鬼意山であった。 よし、ではまずはまりさのあんよを切り刻む! 「ゆひいいいいい!?やめるんだぜえええゆぐおおおおおあああああ!?」 カッターで碁盤目のように縦横に切っていく。中の餡子も一緒に傷つけることで痛みも加わりより一層移動能力を奪える。 「ゆああ。ばりざのしんそくのあんよが…」 これで安心してより痛い作業に移れる。次はまりさの目に指を突っこもう。 「ゆぎゃああああああ!」 抉る、抜くなどという生易しいものではない。掻き出す。何回にも分けて眼球をほじくり出す。これにより眼球からの痛覚の信号がいつまでも餡子に送れていく。それを2回、両目で行われることでまりさを気絶も出来ずに苦しませ続ける。 「ゆがあ、ゆがあ」 うん!スプーンの方がきれいだけど、今回はどうせ眼の痕は消えるんだ。だったら声を楽しまなきゃな。 おつぎはぺにぺに。さすがに手では餡子を削り取りすぎてしまうな。ならば…これだ! 先生……改造鬼意山は短いアルミパイプを取り出した。直径は4?ほどであり、これをまりさのぺにぺにがあるであろうの位置にあてがった。 そおい! 「ゆごああああああ!!!!!!」 先程よりさらに大きな声をあげたな。まあ当然だ。内臓にダイレクトで異物を入れられたんだから。ではこれを体内から出してっと。 上手に抉れました~♪ いまアルミパイプに詰まっている餡子はぺにぺに、まむまむとして機能する部分だ。これで変な所でにんっしんする心配もなくなった。穴がでかいからジュースを流して出餡多量を防ぐ。 「いじゃい…いじゃいよおおおお…もうおうちかえるぅぅぅ」 まりさがうるさいが無問題だ。あんよ、目、ぺにぺに…ならば次は歯だな。 「ふが!?」 まりさの口の上下をフックで固定し、大開きにする。そして!ペンチで!!抜く!!! 「ふごおおおおお!?!?」 一本一本丁寧に抜いていく。なるべく痛みをあたえるのがゆっくりの歯医者の極意だと聞く。ならば虐待鬼意山にだって可能。 ぶちっ「ぬ゛」 ずぽっ「ヴぁ」 べきっ「あ゛」 めりっ「ぼ」 ついにすべての歯を抜き終わり、残すはあと一か所。頭だ。これが今回の肝であり、失敗は許されない。 まず頭髪を表皮ごとナイフではぎとり、ハゲ饅頭にする。そして目的に合わせて頭頂の皮を切り取った。 次に冷蔵庫から2種類の餡入りのビンを取り出す。これはきめえ丸の両親の中身だ。あの後、計画の為に中身の一部を取り出し、保管しておいたのだ。 親きめえ丸の餡子をふらんのものより多くビンから出し、小皿の中で混ぜた。そしてまりさを立たせて固定し、見えている餡子を覆うように先程の混合餡を乗せた。 「きめえ丸、いいな!タオルをしっかり噛んで喰いしばれ!」 「わ、わかりました。お願いします」 きめえ丸の底部をナイフで切り取っていく。可哀想に。あんなに痛そうなうめき声を上げて…。もう少しの辛抱だからな! 幸いにも前日の確認後、あんよの治療を中止していたので薄皮を切るだけで済む。健全なあんよを切り取ることになっていたらと思うと自分まで痛くなりそうだった。 「きめえ丸、よく頑張った!さあ最後の仕上げだ」 先程放置しておいたまりさのところまで抱えて行き、 「パイルダーーーーーオンッ!」 餡子がむき出しのあんよをまりさの餡子むき出しの頭に合体させた。 すぐさま結合部にオレンジジュースを浴びせ、今までの手術の成果を見守る。すると3分も経つと… 「ゆ゛!?」 「おおっ!?」 ついに反応が出てきた! 「馴染む!馴染むぞおおお!!」 「はひはのははひはひっへほはひへえええ!」 うん、まりさお前何言ってるんだ?しょうがないので以前ゆっくりの歯で作った入れ歯を口に突っ込んでやると、 「ばりざのながにはいっでごないでえええ」 と弱弱しく叫んだ。 普通、ゆっくり同士を結合させるとバラバラの意思を持つ双頭ゆっくりができる。だが今回の虐待…もとい手術ではだんだんきめえ丸に主導権が移っていっているようだ。これこそが俺が雑誌の方法に独自のアイデアを加えた胴付き化の手法なのだ! その秘密はあの混合餡にある。あれはきめえ丸の両親のものだ。ふらんの餡がふらんとのハーフであるきめえ丸の餡に反応して『傷ついている』と認識することで、再生能力をまりさの餡子に作用させて置き換えているのだ。だが、そのままではふらんの餡が増殖しかねないと思い、親きめえ丸の大量の餡と混ぜた。 こうすることで量を確保しつつふらんの餡の濃度を下げ、同時に混合して一体化した親きめえ丸の餡がきめえ丸の餡との『つなぎ』として働き、きめえ丸側の餡がまりさを侵食していったのだ。やがて混合餡もきめえ丸の大量の餡に駆逐されて一体化するだろう。両親は死んでなお子供を助け、子供の一部として生きていくのだ。 今は1匹分だけだし体もくそもないが、最終的に成ゆっくり4匹分の餡子と大量のオレンジジュースの効果で下のパーツから胴が形成されていくだろう。その形成もふらん再生能力による欠損部の修復作用のおかげなのだ。 手術は大成功だったが、俺もきめえ丸もくたくただ。念のため時間を置きたかったし、きめえ丸の体力回復もかねて残りの3匹には3日後と伝えておこう。 ――――――6日前(れいむ手術日) 「ゆぎゃああああああ」 「いやだやめてだれかれいむをたすけて」 「ゆあああああ…れい丸は…しにたく…おお、いやだ…」 ――――――3日前(みょん手術日) 「ちんぽおおおおお」 「でかまらあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 「ぢ…ん…わたしのほわいとちょこがなにかにおかされていく…。だがたとえからだとこころはあけわたしても、このたましいだけはまもってみせる…」 ――――――現在(ぱちゅりー手術日) 「……とまあこんな感じで目の前のきめえ丸…いや寄生丸がいるんだ。さっき声がしたのは上からまりさ、れいむ、みょんだよ。まりさは完全に一体化したみたいだけど、下2つは本体から遠い分しぶといね」 あまりにも凄惨な内容のため、クリームを吐き出さないように口をホッチキスで止められたぱちゅりーは大粒の涙を流していた。 改造鬼意山がホッチキスを外してやるとぱちゅりーは弱弱しく体当たりしながら責めてきた。 「だましたのねええ!どうつきにするなんていってええええ!ふざけるなああ。みんなをかえせええええ!!!!」 「おいおい、落ち着いてくれよ。僕は何にもだましちゃいないよ。寄生丸に取り込まれて一体化することで胴付きになったじゃないか。たかがゆん格が消滅しちゃっただけだよ。いつか勝手に生えてくるよ。それに二度と元に戻れないって念を押したのに志願したのは君たちじゃないか」 「むぎゅうううううううぁああああああああ!」 「やれやれ…ヒャッハパンチ!」 改造鬼意山はもう会話は無駄だと結論を出し、パンチの先制攻撃を口にお見舞いした。 「がは…」 「さて、では恒例の……ヒャア!我慢できねえ!改造だあ!」 先生はぱちゅりーに再びホッチキスをして身体をひっくり返した。あんよを切るつもりだが、今回はカッターでなく名刺を取り出した。 「一流の社会人鬼意山は仕事道具を虐待に応用できるという。部品はともかく作業くらいはその域に達したいものだ。というわけで練習に付き合ってくれよっ!」 そういうとあんよに当たるような軌道で名刺を高速で振りぬいた。紙とは張りを持たせることで時に人間の皮膚すら切り裂ける。ぱちゅりーのあんよも例外でなく切られたが、饅頭であるがゆえに人間より皮が厚く、運動能力を奪うほどの深さには達しなかった。 「~~~~~!?」 「やはり1回じゃ無理か。せめて名刺2,3枚で済むようにしたいな。」 そう言って名刺であんよを切る作業を続けていった。慣れていないせいもあり、結局名刺15枚をダメにし、時間もまりさの3倍もかかってしまった。だが苦痛はそれに比例していない。少しずつ削られていくあんよ、時間をかけ露出していく中身のクリーム。口がふさがっていなければおそらく今頃皮だけになっていただろう。 続いて、半田ごてを持ち出した。餡子よりも流動性の高いクリームがこぼれないように少し焼いて固めるのだ。 あんよを切られた苦痛に参っていたぱちゅりーはいままでをはるかに超える激痛に白目をむいた。なにせ内臓むき出しの部分を焼かれているのだ。やがてあんよ全体が焼かれ、気絶してしまったぱちゅりーにオレンジジュースとキツケの胡椒をかけて無理やり覚醒させた。 改造鬼意山は次はどの作業をしようかと迷っていた。あんよ→目→まむまむ→口→頭ばかりでは芸がない。最初と最後は必須なので、中の3つを入れ替えるべきなのだろうが、どれが一番いいか悩んでいた。 考えること10秒。逆転の発想、ならば同時進行でやってみようという意見に至った。 先程のようにわざわざオレンジジュースをかけるのも面倒なので、今回はスプーンで右目をくりぬいた。それを左目の前に持っていくと、滝のような涙を流してそれを食い入るように見つめた。いったん目の作業は中止。続いて口の作業に移る。 問題は口の中の大量のクリームである。おそらくホッチキスを外した瞬間一気にこぼれて絶命してしまうだろう。そこで、今回の副題、同時進行にふさわしいやり方で解決する。そのために口より先にまむまむを処理する必要がある。 今回のまむまむくり抜きは、まりさの時と違い大き目に穴をあける。そこでパイプでなくショベルで穴をあけることにした。 理論もくそもない。改造鬼意山はただひたすら掘った。やがて口の下に直径8?、深さ6?程の穴がぽっかり空いた。中枢餡を傷つけないかと少し心配していたが、杞憂に終わったようだった。 この余分な大きな穴が役に立つ。今度は真ん中あたりから上に掘り進み、口とまむまむ跡とをつなげた。 口からまむまむ跡へ大量のクリームが流れ込んでいく。だが元々体内にあったものが戻っただけなので、多くは吸収され残りは穴をふさぐ程度だった。 これで口の中はきれいになった。まむまむにも半田ごてを軽く当てて漏れないようにし、いよいよ口を開いた。 「む゛…おに゛いざん…やべで…やべで…」 オニイサンハキニシナーイ。ラグラージハキモクナーイ。 ぱちゅりーに死なれても困るし、新しい手法も作りたかったので今回はペンチを使わない。ナイフで歯茎ごと切り落としてすぐに口を閉じ、再び半田ごてを用いて唇を癒着させた。今回の功労賞は間違いなく半田ごてである。後でバーナー派に布教でもしようかな、とも改造鬼意山は考えていた。 「~~…~…」 もうぱちゅりーと口をきくことはない。目を残しておいたので口をふさいでも恐怖の感情がはっきりわかる。同時進行プロジェクト、大成功である。 髪の毛の作業に移るが、さすがに工夫を凝らすこともなかったのでここでは割愛する。 そして最後に残った目の除去である。 「やあぱちゅりー!どうしてこうなったんだろうって疑問に思っているだろうね。目をとる前に答え合わせしてあげるよ!」 「…~~」 「まずタイミングが悪かったね。寄生丸がいなければ、もしかしたら君たちは生きて山に帰れたかもしれない。まあ十中八九改造した上でだろうけど」 「……」 「次に胴付きになった後の夢だね。言っとくけど人間は胴付きふらんを1人で10匹皆殺しにできる。5匹ぐらいなら無傷だよ。人間に抵抗できないし、そもそも胴付きになっても捕食種に敵わないよ。今だって胴なしに勝てないだろ?」 「~~!」 「そして教師に捕まったこともアウトだね。自分の教え子に危害を加えようとしていたゆっくりを優しくするわけないさ」 「~!~!」 「そして最後に…人間は生まれたときから胴があるんだよ。成長して胴が生えるなんて、虫じゃないんだからさあ」 「……!?」 ぱちゅりーは最後の言葉を理解できなかった。自身の計画の根幹の理論。そもそもそれが完全否定されたのだ。ぱちゅりーの餡子脳はその瞬間思考を停止していた。 改造鬼意山はきめえ丸ももとへぱちゅりーを連れていき、自分の未来を目に焼き付けさせてからスプーンを左目にあてがった。 「じゃあさよならぱちゅりー。暗闇の中、徐々に浸食されながらヒャッハりしていってね!」 ――――――約2週間後 改造鬼意山…いや先生は卒業生を送るような目で玄関に立っていた。 「今まで本当にお世話になりました」 「ああ、達者でな。でもホントに森に帰るのか?お前さえよければ俺の飼いゆっくりになってほしいんだが」 「嬉しい提案ですが、やはり父と母と一緒に暮らした森こそが私の住む場所なのです」 寄生丸…否、きめえ丸は見事な胴付きになっていた。 あの後順調に体が形成されていき、3日前ついに成体前に完全に胴付き化した。形成の過程で餡子が大量に消費されたので体も頭の大きさに見合ったものになっており、とても整った美ゆっくりになっていた。 なによりうれしい誤算だったのは、ぱちゅりーの野生で生きるための豊富かつ有用な知識がきめえ丸に残った事だ。一番頭から遠かっただゆえにクリームの中にあった記憶がが中途半端に残り、それが『記憶』でなく『知識』としてきめえ丸に定着した。おかげでかなりの知識を手に入れ、おまけにぱちゅりーの記憶と混同することもなかった。 そして残りの日々をリハビリ・訓練にあててこの日ついに一人立ちとなったのだった。 「じゃあ元気でな」 「ええ、春になったら挨拶に来ます。先生もお元気で!」 こうして、きめえ丸は森に帰って行った。その後も交流を続け、きめえ丸が森を案内したり奥さんになったふらんを紹介したりして死ぬまできめえ丸は先生を慕い続けるのだった。 「さあて、たまには作業部屋を掃除するか。ん?なんだっけこの頭皮?気持ち悪いなあ」 それぞれ色の違う髪の付いた4つのゆっくりの頭皮が部屋の隅に積まれていたが、先生はそれが何なのか完全に忘れていた。 こうして森の賢者(笑)の作戦は失敗し、優秀な長と多くの大人を失った残りの群れは今までの敵に加え、最近出現した人間の協力者と噂される胴付ききめえ丸による誘拐にも頭を悩まされいったのだった。 【あとがき】 補足 1.先生は二重人格ではありません。ただ単にTPOをわきまえているだけです。 2.作者の作品ではゆっくりの知能によって喋り方を変えています。 ドスクラス、特に高い知能のゆっくり(例:きめえ丸)・・・・・・漢字混じり 一般的な知能の高いゆっくり(例:ふらん、『仏』の帰依なずーりん)・・・・・・カタカナ混じり 普通のゆっくり(例:言うまでもないでしょ。馬鹿なの?死ぬの?)・・・・・・ひらがなのみ 終わった…終わったぞ…。 元々『体』で完結させていた作品。中途半端との声を聞き無理矢理『体2』を書いたため、ネタ切れ・虐待描写下手・レポート三昧の三重苦で結局『体3』の完成に2週間弱も近くもかかってしまった。 もう…寝てもいいよね…? 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 310 仏 ふたば系ゆっくりいじめ 393 体 ふたば系ゆっくりいじめ 401 体2 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ラグラージはカワイイ -- 2014-06-21 22 38 28 いいはなしだ 。・゚・(ノ∀`)・゚・。 -- 2011-06-04 06 38 12 みょん実は誇り高いこと言ってたwww -- 2011-01-13 00 38 31 けっこうシリアスに見てたのにパイルダーオンッ!!でクッソワロタwwww -- 2010-12-07 02 03 23 きめぇ丸を嫁にしたいぜ・・・ -- 2010-11-06 17 50 37 きめぇ丸の両親が、子供の一部となり命を繋いでいく、か。 感動的だなぁ… きめぇ丸達、幸せになってね! -- 2010-10-10 19 13 45 みょんの言葉が微妙に感動的だった。 -- 2010-08-15 22 04 34 死んでなお子供の一部となり まさかゆ虐で涙腺緩む日がくるとは…… イイハナシダナー (つд`) P.S. いや、ラグラージはキモいだろjk -- 2010-07-19 20 14 42 きめぇ丸優遇は、ゆっくりできるね!! -- 2010-06-23 12 17 03
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「ふたば系ゆっくりいじめ 378 記憶力/コメントログ」 で? -- 2010-06-28 00 48 27 考察系はゆっくり出来るよ -- 2010-07-05 07 17 33 で?じゃねえよ -- 2010-09-20 16 36 26 あっそ -- 2010-09-30 07 50 14 せやな -- 2010-11-02 23 08 15 短っ! -- 2011-11-02 23 49 56 え? -- 2012-03-14 21 59 10 てことは、うんうんと餡子を大量に入れ替えたら 嫌な記憶が大量に蘇るのだろうか・・・・ -- 2012-08-11 02 39 04 嫌な記憶は忘れやすい、人間と一緒だなぁ、でも↓の言うように大勢のゆっくりのうんうんを詰めたら嫌な記憶がカオスになるんだろうな -- 2013-01-21 07 13 02
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あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ 35KB ※本作は以前挙げていたあるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ(前編)に加筆修正し、後半をつけたものです。 大筋の話には関係ないので後半から読んでも大丈夫です。 ※駄文、稚拙な表現注意。 ※俺設定注意 ※賢いゆっくりは漢字も喋ります。※駄文、稚拙な表現注意。 その群れはとてもゆっくりしていた。 好きなだけむーしゃむーしゃしていいし、すっきりーも好きなだけしていい。 このあたりは餌場が豊富なのだ。食べても食べても食べきれないほど多い上、味もその辺の虫や花より格段にうまい。 その上れみりゃやふらんなどの捕食種、野犬などの野生動物も少なく、それらに襲われることもない。 この群れはドスまりさが治めているが、他の群れと違い厳しい掟もなくドスも厳しくなかった。 こんな素晴らしいゆっくりプレイスにいる自分達は特別な存在に違いない。群れのゆっくりは皆そう思っていた。 あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ 作、長月 まりさはごきげんだった。 いっぱいのごはん。たくさんのおちびちゃん達。小うるさいことを言わない優しいドスまりさ。 ここは最高のゆっくりプレイス。こんな場所に住める自分はなんてしあわせなんだ。 そう思いながら自分の巣へ跳ねていく。帽子の中は今日も大漁だ。おうちに居る自分のつがいのれいむとたくさんのおちびちゃんとむーしゃむーしゃしてしあわせーしよう。 「ゆゆっ!?」 まりさは立ち止まった。見慣れないゆっくりを見つけたからだ。 新しく群れに入りたいというゆっくりだろうか?これほどのゆっくりプレイスなら不思議ではない。 声をかけようかと思ったまりさだが、やはりやめておいた。それより早くおうちに帰って家族でしあわせーしたかったからである。 「ゆう。今日もみんなゆっくりしてるね。」 狩りから帰ってきた群れのゆっくりをにこやかに見守るドスまりさ。実際群れのゆっくりの顔は皆笑顔だ。 ドスまりさはれみりゃやふらんなどの捕食種はもちろん、以前ゆっくりできないことをわめく人間が来たときも見事に追い払ってくれたので群れのみんなは絶大な信頼を寄せていた。 ドスまりさには信念があった。それは「群れのみんなをゆっくりさせる」というものだ。 なぜこのような信念を信念をドスまりさが持ったかというとそれはドスまりさの生い立ちに関係する。 ドスまりさは親のその親、そのまた親もドスまりさという純餡統種のドスまりさだった。ドスは突然変異で急に大きくなる者も居るがこのまりさは違う。 だからドスまりさは父ドスまりさから子ゆっくりのころからドスになる為の英才教育を受けていた。先祖代々この群れをおさめるドス一族はそうしてきたのだ。 ドスまりさは父ドスまりさからたくさんのことを教わった。 餌場の探し方、食べられる草や虫、きのこの見分け方。 れみりゃ、ふらんなど捕食種を撃退する方法。 ふゆごもりにおける食料の貯蔵法。 長としての他の群れとの付き合い方。 ドススパークの撃ち方にそれに必用な魔法キノコの探し方。などなど。 そのなかでも父ドスまりさが一番熱心に教えていたことしていたのは「群れの掟の遵守」についてだった。 ゆっくりは弱い。その上愚かだ。だから掟が必用だ。これがないとすっきりーし過ぎで群れのゆっくり達が増えすぎて食糧難になったり、ゲスが調子にのってやりたい放題やるようになるからだ。事実父ドスまりさは掟をやぶったゆっくりは容赦なく厳罰をもって処分しておりそんな父をドスまりさは深く尊敬していた。 だからそれが仇になろうとは父ドスまりさもドスまりさも思いもしなかった。 ある日群れのゆっくりによる反乱が起きた。 要求は群れの掟の変更とドスの退陣だ。冬ごもりの為の備蓄のノルマやすっきりーの制限がこの群れは他の群れより厳しかったのだ。しかも1回でも破ると問答無用で追放を含む処分をされるという徹底振り。 おかげで群れはギスギスした雰囲気が漂っておりそれが反乱の原因となったのだ。 逆を言えばこれほど掟の遵守を徹底させたからこそ長年この群れは存続できたのだがそんなドスの考えなど群れのゆっくりたちは知りもしない。そして父ドスまりさは口下手で誤解されやすいゆっくりだった。 結局ドススパークと巨体を持つ父ドスはなんとか反乱を鎮めたが、多数の死傷ゆっくりが出てしまい群れのゆっくりの数は半減。 父ドスのつがいのれいむとドスまりさ以外の姉妹たちも反乱のさなか死んでしまった。 さらに残ったゆっくりも「ゆっくりごろしのドスはしね!!」などと罵りながら他の群れへ移っていき、数世代続いていたドスまりさの群れの歴史はここに幕を閉じた。 だからドスまりさは誓った。自分は絶対群れのみんなをゆっくりさせよう。そんなドスになるのだ、と。 新たなゆっくりプレイスを目指し旅たつドスまりさ。この群れが滅びた要因のひとつに長年ゆっくりが草や虫を採っていたので土地がやせてしまい食料が少なくなっていたからというのがあるからだ。 まだ子ゆっくりだったドスまりさだが、既に体は成体より少し大きった。また父ドスの教えに山の移動の仕方もあった為、十分ゆっくりプレイス探しの旅をすることができた。 しかしゆっくりプレイス探しはそう簡単ではなかった。すでにドスや長がいる群れのほうが多く、まだ子ゆっくりのドスは相手にされなかったのだ。 新たな群れを作ろうにもいい餌場は既に他の群れに取られている。ゆっくりプレイス探しは難航した。 しかし奇跡が起こる。理想のゆっくりプレイスを発見したのだ。 その場所は食べても食べても食べきれないほどご飯があり、捕食種、野生動物もいない。 その場所こそ現在まりさの住んでいるゆっくりプレイスなのだ。 そして現在に至る。 今夜はドスの呼びかけにより宴会だ。食糧事情が良いとこのようなことまで可能になる。持ち寄った食料で食えや歌えの大宴会だ。 「ゆーゆー、ゆっゆっゆっゆーきゅりしていっちぇねー。」 「ゆーん。おちびちゃんたち、おうたがじょうずだよ。」 「おちびちゃんたちはうたのてんさいなんだねー。わかるよー。」 「さいこうにとかいはおちびちゃんたちねー。」 れいむ種の子供達による合唱を絶賛する大人ゆっくりたち。次は子まりさたちによるラインダンスだ。そして子ありすによるとかいはミュージカルが予定されている。 この群れでは狩りの仕方などより優先して、歌や踊りなどの娯楽が子供達に教えられる。餌場にいけば食料が豊富である為、バカでも餌をとって来れるからだ。 そして特筆すべきは子供達の数だ。普通はひとつのつがいに5匹の子供たちまでがなんとか育てられる限界だが、ここの群れは10匹を超えている家族が当たり前のようにいる。 子供は多ければ多いほどゆっくりできると信じているゆっくりたちにはうれしいかぎりだ。 それもこれもこのゆっくりプレイスのおかげだ。こんな素晴らしいゆっくりプレイスに住める自分はきっと特別な存在に違いない。 そうまりさは自惚れていた。 「ゆーん。みんなちよっとこっちに注目してね!!」 急にドスが大声をあげた。なんだなんだとドスのほうを見る群れのゆっくりたち。 「これから新しい仲間を紹介するよ。みんなこっちを見てね。」 そう言いながら新入りに出てくるよう促すドス。 ピンとたったうさ耳。燃えるように赤い目。 出てきたのはゆっくりうどんげだった。まりさが昼間に見たゆっくりだ。 そういえば今回の宴会は急に決まった上、子供達も含めた全員参加が義務付けらていたので不思議に思っていたが、新しい仲間を紹介する為だったのか。 そう言えば前にゆっくりできないぱちゅりー達が群れから出て行ってからおうちが余っていたっけ。 そう納得するまりさ。 「そ・それではうどんげに挨拶をしてもらうよ・・」 なぜか声が震えるドス。しかし群れのゆっくりたちは気づかない。 「さっきドスが紹介してくれたうどんげだよ。」 そう言い全員が自分を見ているのを確認すると 「・・みんなゆっくりしてってね。」 と言った。 不思議なことにゆっくりしてってねと言われたのに皆ゆっくりしてってねと返そうとしない。 ただポカンとしたように口を開けたままうどんげを見ている。 れいむもありすもちぇんもみょんも。赤ゆっくり、子ゆっくりも、成体ゆっくりも。 皆うどんげから目をそらせない。 その映えるように輝く赤い瞳を食い入るように見つめる。 当然まりさもである。なんだかあの瞳を見ていると、とてもゆっくりできるような気がするのだ。 「みんな・・・ゆっくりさせてあげられなくて・・・ごべんねぇ・・・」 なぜかドスは泣いていた。 ドスなぜ泣いてるの?まりさはこんなにゆっくりしているのに。そう言おうとするまりさだがなぜか口が動かない。 そのまままりさの意識は闇へと落ちていった。 「ふう。さすがに疲れたわね。」 そうドスへつぶやくうどんげ。ドスはまだ泣いていた。 「あなたが決めたことでしょう。メソメソしないでね。」 そっけなくドスへ言い放つうどんげ。その言葉には一切遠慮がない。 「それにしてもすごい眺めね。」 広場いっぱいのゆっくりたち。全員催眠術でもかかったように半目でとろんとした顔をしている。 うどんげの特殊能力「狂気の瞳」の効果だ。 それにしても群れのほとんどが戦力にならない赤、子ゆっくりとは。 全く自制せずすっきりーしている証拠だ。しかも子供には狩りの仕方なども教えず、教えているのは生きる為に必要ない歌や踊りなどらしい。 うどんげは呆れた。 なぜこんな事になったのか。話はドスがゆっくりプレイスを探していた頃まで遡る。 数年前ドスはゆっくりプレイスを探していた。 ドスは思った。新しいゆっくりプレイスは食料がたくさんある場所がいいと。 食料がたくさんあれば、すっきりーをたくさんしておちびちゃんがたくさんできても、食糧不足にならないし、群れのみんなも食べ物のことでギスギスしないですむ。 しかし当然そんな場所はそう簡単に見つかりはしない。あったとしてもほかのゆっくりがその場所に群れを作っている。 途方にくれていたドスだが、ある日信じられないものを目の当たりにする。 なんと野菜が大量に捨てられてたのだ。しかもまだ食べられる新鮮なものが。 人間で言えば道に札束がいくつも落ちているような信じられない光景。ドスは興奮した。 しかし同時にこれは人間さんのものでは?とも思った。 人間さんのものに手を出したゆっくりはゆっくりできなくされる。父ドスにも教えられたこのあたりのゆっくりの常識だ。 そう悩んでいたら人間がやってきた。ドスまりさは思い切ってその人間に聞くことにした。 「ゆう。ゆっくりまってね。人間さん。」 「わっ。なんだ。ゆっくりか。なにか用かね?」 「人間さん。ゆっくり聞きたいことがあるんだけど・・・あそこにあるおやさいさんはたべてもいいの?」 おずおずと聞くドスまりさ。 「ああ、あれか。あれは売り物にならない野菜なんだ。別にかまわないが。」 「ゆゆっ。ありがとう。」 「あんなもので良ければ毎日のようにでるよ。あそこは村の生ゴミ捨て場だから。」 「ゆっ・・まいにち・・・」 あれほどのお野菜さんが毎日・・・ここだ。この場所こそゆっくりプレイスだ。 この日よりドスはこの場所に群れを作ることにした。近くの山に巣穴をつくり、周りに住むゆっくりから移住するゆっくりを集めた。 自分の群れに入れば毎日お野菜が食べれると。 新参のドスの言うことなど信じない用心深いゆっくりも多かったが、野菜が毎日食べられると聞いてそれにひかれるゆっくりもまた多く、すぐ群れにゆっくりが集まった。 こうしてドスは新しい群れの長として就任した。あの時あった男は町内会の会長を務めており、またゆっくりの愛好家でもあったことが幸いし、村人も邪険にはしなかった。どうせ放っておけば腐るしかないものなのだ。ゆっくりにやっても大差ない。 それに周りの群れの長達は「人間には関わるな。まして畑に手を出すゆっくりは厳罰」という主義だったので、この野菜の山をドスの群れで一人いじめできたのだ。 思えばこの頃が一番楽しかった。 「にんげんさん。いつもおやさいさんありがとうなんだぜ。」 「ははっどういたしまして。」 「ありすちゃん。玉子焼き食べるかい?」 「ゆゆーん。とかいはなおあじね。」 こうしたのどかな光景がいたるところで見られたのだ。もし父ドスが生きていてくれれば目を細めて喜んでくれただろう。 そう思うドスまりさ。まさにドスまりさのゆん生の絶頂期だった。 しかし絶頂である以上これが頂上。あとは転げ落ちるしかない。 それをドスまりさは知らなかった。 数年後 「おねがいじまずぅ!!会長さん。ドスの群れをつぶさないでくだざいぃぃ。」 そう会長に泣き叫び懇願するドス。それを見て渋い顔をする会長。 なぜこのようなことになったのか。原因は一言で言えばゆっくりの傲慢にあった。 最初の頃は喜んで野菜を食べていたゆっくり達だが、それが当たり前になるにつれて 「ゆぅ。きょうもおやさいさんか。たまにはあまあまがたべたいのぜ。」 「そうねぇ。まえににんげんさんのくれたあまあまはとかいはだったわぁ」 などというゆっくりがちらほら出始めたのだ。当然人間に対する感謝も薄れ始める。 元々この群れにきたゆっくりは野菜にほいほいつられたバカや、狩りの下手な無能なゆっくりばかりなのだ。 賢く有能なものなどほとんど居ない。 こうなるのも当然である。 しかしこの頃はまだ良かった。そんなこと言うのはごく少数派であり、さすがに人間と面と向かって文句をいうものは居なかったからである。 むしろ問題は群れで生まれた子供達の世代が成体になった頃からおき始めた。 ドスの言うことを無視して人間に迷惑をかけるようなものが出始めたのである。 この世代にとって野菜が食べられるのが当たり前で、人間を野菜を運んでくる召使いのようにバカにした個体が多く居たのだ。ちなみに子供に狩りより歌や踊りを教えるようしたのもこの世代からである。 人間にあまあまを強要するもの。 人間に暴言を吐くもの。 農道にうんうんを撒き散らすもの。 そんなゆっくりが出るたびにドスはふもとの村まで謝りにいかねばならない。 本来ならそんなゆっくりは追放するなり、見せしめに処刑するなりしてでも群れの秩序を保たねばならないのだがドスまりさにはそれができなかった。 処刑どころか厳しくしようとしただけで謎の頭痛と餡子を吐き戻してしまいそうな嘔吐感におそわれるのだ。 ドスまりさは知らないが、父ドスが厳しく群れを統治したがうえに家族を失ったトラウマが深層心理に残っていたのである。 もちろんドスもただ手をこまねいたばかりではない。 比較的賢いぱちゅりーなどに頼みそういったゆっくりに注意してもらうよう頼んだのだ。 しかし物事を善悪でなく、ゆっくりできるかできないかでしか判断しないバカゆっくりのことである。 当然ぱちゅりーの言うことなど聞きはしない。それどころかぱちゅりー達をゆっくりできないゆっくり扱いしてバカにしはじめた。 最後にはぱちゅりーも愛想を尽かし、比較的賢いゆっくりたちと共にこの群れから出て行ってしまった。 こうなるともうやりたい放題だ。 好き放題にすっきりーしまくり群れの赤、子ゆっくりが一気に増え、群れの8割以上を占めるようになったり、 「みゃみゃ。あのまりしゃはどうしてゆっきゅりしてにゃいの?」 「あのまりさとありすたちはちがうのよ。ありすたちはとかいはなゆっくりプレイスにすむことがゆるされたとくべつなゆっくりたちなの。あんないなかものとはちがうのよ。」 などと他の群れの一生懸命狩りをしているゆっくりを見下し、挑発する始末。 おかげでドスまりさの群れは他の群れから敵対視されるようになり一気に孤立した。 挙句の果てに「新鮮なほうが良いから」などと言い、人間の目を盗んで畑あらしをするようなものまで現れた。 さすがに忍耐強かった村民も我慢の限界で加工所による山のゆっくり一斉駆除を申請したのだ。 「おねがいじまずぅ!!せめて他のむれはかんべんじでくだざいぃぃ。他のむれのゆっくりたちは関係ないんでずぅぅぅ。」 何度お願いしても無理だと言われたドスは自分の群れが無理ならせめて他の群れへの駆除はやめてくれと懇願した。 他の群れには迷惑をかけてはいけないと父に教えられたドスまりさにとって自分の不甲斐なさのせいで他のゆっくりに迷惑をかけるようなことは到底耐えられなかったのだ。 確かに関係ないゆっくりがかわいそうだなと思った会長は条件を出した。 条件とは群れのゆっくり全員を一箇所に集めて大人しく加工所の職員に捕まること。一匹でも逃げたり抵抗したらアウトだ。 それさえできれば他の群れは駆除対象とせず、更生の余地があるとして群れのゆっくり達にも生き残る為のチャンスをやろうというのだ。 問答無用の一斉駆除に比べれば破格の好条件といえる。 ドスまりさは迷った。 群れのゆっくり達を大人しく加工所の人間さんへ引き渡すなんて不可能だ。 あのゆっくり達が自分の言うことを素直に聞くとは思えない。 では逃げるか? 今のゆっくりプレイスを捨て他の場所に移住するのだ。 しかしこれも不可能だ。 今群れにいるのはほとんどが赤、子ゆっくり。長旅できる体力などない。 しかも大人ゆっくりたちもろくに狩りなどできないのだから話にならない。 最初から失敗が目に見えている。 他の群れに助けを求めることもできない八方塞がりの中、ドスまりさはある噂を思い出す。 西の丘に一人で住んでいるというゆっくりうどんげの噂だ。 そのうどんげは不思議な力を持っており相手の目を見るだけで何匹ものゆっくりを強制的にゆっくりさせられるのだと言う。 ドスは西の丘へと急いだ。 「なにいってるのよ。ゆっくりしないで説明してね!!」 突然、流れ者の自分の住処にドスが来ただけでも驚いたうどんげだが、ドスから聞いた話に更に驚いた。 自分の群れのゆっくり全員にうどんげの狂気の瞳をかけて欲しいというのだから。 「ゆう・・・実は・・・」 ドスは事情を話した。その上でうどんげに協力を要請した。 うどんげの仕事は狂気の瞳で群れのゆっくり達をゆっくりさせ、ゆっくり達を逃走や抵抗させないようすることである。 最初は断ったうどんげだが、ドスの熱意に押される形で渋々承知した。 もし群れのゆっくり達にもう少し観察力があれば、昼間ニコニコと笑うドスの顔に涙の後があったことに気づいただろうが、そんなゆっくりは一匹もいなかった。 「それじゃあ私はかえるわね。狂気の瞳の効果は明日のお昼ぐらいまでは続くから、明日の朝、加工所の人間さんが来るまでは十分持つわ。」 「ありがとううどんげ。本当に。」 「どういたしまして。ところでドスはこれからどうするの?」 「ゆう。ドスはこれからゆっくりやらなくちゃならないことがあるんだよ。ドスとしての最後の仕事が・・・」 「そうなの?わかったわ。」 そう言い住処へ跳ねていくうどんげ。その様子を見送った後ドスも動き始めた。 月明かりの下、10分ほど跳ねていくと目的地に着いた。 ドスまりさが来たのは切り立ったがけの上だった。 崖の下をのぞいてみる。目のくらむような高さ。落ちればひとたまりもないだろう。 思えば父さんもそうだったなぁ。ドスまりさは父ドスの死んだ日のことを思い出していた。 あの日、群れにいた最後のゆっくりが出て行った日のことだ。 父ドスまりさの居る洞窟で爆発音がしたので急いで駆けつけた時、もう父ドスまりさはこときれていた。 死因はドススパークの暴発。父ドスは代々続いていた群れを自分が潰してしまった自責の念から自殺したのだ。 ドスまりさは泣きながら父の墓を作り、決意した。父に代わりゆっくりした群れのドスになろう、と。 しかしこの様だ。自分もまた群れをゆっくりさせることはできなかった。 「父さん、ゆっくりそっちにいくよ・・・」 そう言うとドスまりさはふわりと崖から飛び降りた。 ・・・バカよ、あなた。様子がおかしいんであとをつけてみたら・・・・ ・・だれかいるの?ドスにはもうなにもみえないよ・・・・ ・・もうあなたは助からない。私にできることはこれぐらいしかないわ・・・ ・・・ゆっあかいひかりさん・・・なんだかとても・・・ゆっくりできるよ・・・ ・・思い出してドス・・あなたが子供のとき・・・・ゆっくりできていたあの頃を・・・ ・・・ああ・・・とても・・・・ゆっ・・く・・・り・・・・・・・・・・・ 安らかな顔で死んだドス。それをうどんげがやりきれなそうな目で見ていた。 次の日の朝、ゆっくりたちを駆除しに来た加工所の職員は驚いた。 数百匹のゆっくりたちがとろんとした表情で大人しく捕まるのを待っていたからである。 不思議に思ったが逃走や抵抗するようでなければ、更生の余地ありとして加工所で飼いゆっくりにふさわしいかテストするのがこの加工所の規則である。 ドスの目論見どおり群れのゆっくりたちは潰されることなく加工所へトラックで運ばれることとなった。 しかしドスは忘れていた。 群れのゆっくりたちが救いようもないバカぞろいである事を。 「ちっ。また×かよ。」 青年は思わず声に出してしまった。ここは加工所。そして青年はその職員である。 ここにはゆっくりの餡子の質で飼いゆっくりに必要な品性と知能があるか調べる餡子チェッカーという機械が設置してある。 判定は優、良、可、不良の4つで分けられ、優、良、可なら飼いゆっくりへの道が開けるが、不良ならそのまま殺処分である。 数百匹もいるのだからそのうち何匹かは合格すると思っていた青年だが、群れ全て通し終えてなんと合格者0。 子ゆっくり達は歌や踊りが得意だというので芸能ゆっくりの可能性を考えて一応見てみたが、歌は雑音、踊りは好き勝手に跳ね回っているようにしか見えなかった。 芸能ゆっくりを目指すにはあまりにレベルが低すぎる。 一応一家族ずつ面接形式の性格テストも行ったが、「ここから出せ」だの「くしょじじい」だの言って全くこちらの話を聞こうともしないようなゆっくりばかりで全く話にならなかった。 これほどバカしかいない群れも珍しい。 何だって親父はこんな奴らのために・・・。そう憤る青年。 実はこの青年、ドスを擁護していた会長の息子である。偶然この加工所に勤務していたのだ。 更に言えば青年はドスまりさのことも知っていた。 父の手伝いで町内会の会合に出ることも多く、群れのゆっくりのしでかした愚行を謝りにくるドスに会ったことが何度かあるのだ。 自分がなにかしでかした訳でもないのに大きな体を小さくして、村民達の罵声に対し土下座(?)で謝罪し続けるドス。 可哀想だとだと思った青年が会合の後、余ったお茶菓子を与えるとドスは涙を流してお礼を言った。 おそらく相談する相手など誰もいないのだろう。ドスは青年に色々と話してくれた。 自分の生い立ち、反乱による家族の死、群れの消滅、父ドスがそれを苦に自らも命を絶ったこと。 群れのゆっくりは自分の言うことなど何も聞いてくれないこと。 なんとか躾けようとすると父ドス達の死に顔を思い出し、謎の頭痛、吐き気に襲われること。 そんなドスまりさも死んだ。近くの崖の下で死体が発見されたそうだ。 どう考えても誤って落ちるような場所ではないから父親と同じ自殺と考えていいだろう。 親父も今回の件の責任を取るため今期限りで長年務めていた町内会の会長を辞めることになっている。村人には村八分にされ、最近すっかり老け込んでしまった。 それもこれもこのクソ饅頭どものせいなのにこいつらときたら・・。 「ちぇんは・・ちぇんはゆっくりしたいよー。わかってねー。」 「ありしゅをだれだとおもってるにょ!!くしょじじいはさっさときょきょからだしてにぇ!!」 「ドスー!!まりささまがゆっくりできないのぜ!!はやくたすけにくるのぜ!!」 「ドスはなにをしてるの!!かわいいれいむをはやくたすけてね!!」 口々に身勝手な妄言をわめき散らすゆっくり達。餡子チェッカーなど使わなくてもどうしようもないクソ饅頭とわかる。 ドスが自分達を必死で守ろうとしていたこと、最後のチャンスを与えてくれたのにことごとく棒に振ってしまったことを全く理解していない。 かわいいから。 とかいはだから。 素晴らしいゆっくりプレイスに住むことを許された特別なゆっくりだから。 そんな訳のわからない戯言を吐いて、ドスや村民達の厚意で成り立っていたあの群れを当然のことのように思っているこいつら。 まるで既得権益を得るのが当たり前のように感じている政治家や小役人を見ているようで反吐が出る。 男は機械に電源を入れた。餡子チェッカーではない。その隣の機械だ。 これはゆっくりを殺処分する為の機械。中にあるプレス機がゆっくりを一瞬で圧殺し、死体を乾燥させ、畑などに使う肥料にする。 これを使えばゆっくり達は痛みを感じることもなく死んでいくだろう。 だがその前にどうしてもしなければならない事がある。 青年はそばに置いていた袋からあるものを取り出した。 ドスまりさの帽子だ。死体はそのまま山に埋葬されたが帽子だけは個体確認のため加工所へ持ってきたのだ。 「どうしてドスのおぼうし、じじいがもってるのぉおおお!!」 「わからないよぉおおお!!」 飾りで個体認識するゆっくりのことすぐに自分の群れのドスのものと分かったようだ。 泣き喚くゆっくり達に男は事情を説明した。 ドスは崖下で自殺していたこと。原因は群れのゆっくり達の勝手な行動にあること。 あの群れで食べていた野菜は会長をはじめとする人間の善意であったこと。 あのままでは群れは全員駆除され、他の群れのゆっくり達も危なかったこと。 それを危惧したドスはどうしたかは解らないが、ゆっくりたちを無力化させ、おかげでその場で駆除されるのを免れたことなど。 自分の推測を交えて青年はゆっくりたちにも理解できるよう粘り強く説明した。 死ぬ前にせめて罪を悔い改めて欲しかったから。 もしその上で罪を償いたいという者がいるようならゆっくりでもできる仕事を紹介しようと。 しかし青年はこの群れを甘く見ていた。 「それでじじいはなにがいいたいの?」 「えっ。何って・・・」 思わぬ1匹のまりさの質問に驚く青年。 「お前らのせいでドスは死んで、多くの人が迷惑したんだぞ!!可哀想とか済まなかったとかあるだろう!?」 「なんで?」 「なんでておまえ・・・」 「ドスがまりさたちをゆっくりさせるのはとうぜんだよ。にんげんさんがくるんならドスがやっつければいいんだよ。それをせずにしんでしまうなんてドスはしょくむたいまんだよ。」 「なに言ってんだ・・・?お前?」 「だってまりさたちはとくべつなゆっくりプレイスにすむことがゆるされたえらばれたそんざいなんだよ!!だからドスもにんげんさんたちもまりさたちにほうしすることはあたりまえのことなんだよ。」 あまりの言い草に絶句する青年。 「そーだよまりさのいうとおりだよ!!」 「ありすたちをゆっくりさせられずにしぬなんて、ドスはいなかものよ!!」 「れいみゅたちはときゅべちゅなゆっくりにゃんだよ。ゆっきゅりしてとうじぇんなんだよ。」 絶句した青年を言い負かした勘違いしたのか次々に追従するゆっくりたち。 ・・・・・・・ 青年の中で何かが切れた。 これまで青年はこのゆっくり達に憤りながらも、ドスや父が守ろうとしたものである以上できる限りのことをしてやろうと思った。 バカならバカなりに生きて行けるような場所を紹介し、それが出来ないのならせめて苦しまぬよう一瞬で殺してやるつもりだった。 だが違った。こいつらはクズだ。慈悲をかける必要など全くない。 青年は機械を止めた。もちろんこいつらを許したわけではない。 死ぬほど苦しい目に合わせて・・・そして解らせてやるのだ。自らの愚かしさを。 だがただ虐待しただけではこいつらは自分達のバカさかげんに気づかない。ドスも浮かばれないだろう。 青年の目に憤怒の炎がともった。 数日後。 青年はゆっくりたちを荷台に積み、トラックを走らせていた。 目的地は虹浦市のゆーぶつえん。そこへこいつらを届けるためだ。 「しんりーだーのたんじょうよ。」 「さすが、だーりん。れいむもはながたかいよ。」 「ぴゃぴゃはおしゃになるんだね。」 荷台から聞こえるゆっくりたちの癇に障る声を聞きながら青年はトラックを走らせ続けた。 青年は事前にゆっくりたちに話しておいた。 今から行く場所はゆーぶつえんといわれる場所でゆっくりたちがたくさんいる場所であること。 その場所で飼われているゆっくりたちはゆっくりできること。 この事を話したら今までの罵詈雑言をやめ、のうてんきに喜びはじめるゆっくりたち。 その挙句そんな場所を行けるのは、あの時寝ぼけた妄言を吐いたまりさのおかげということになり、まりさはドスに代わる新しい長になるということになった。 悪いにんげんさんに卑怯な手を使われ捕まったが、勇気あるまりさの言葉(笑)によりにんげんさんは改心し、自分達に新しいゆっくりプレイスを献上した。 だからまりさは英雄。新しい長にふさわしい。そういう理屈らしい。 どこをどうしたらそうなるか解らないがそう本気でそう思っているのがゆっくりクオリティなのだ。 「ゆゆーん。みんなまりさについてきてね。あたらしいゆっくりプレイスをまえいじょうのらくえんにするよ!!」 「えい!!えい!!ゆー!!!!」 ゆっくりたちの大合唱が車内にこだまする。正直このまま車ごとゆっくりたちを谷底にでも叩き込みたい気分だ。 だが、まあいい。青年は笑った。 ここで殺したらこの三日間の苦労が水の泡だ。こいつらをゆーぶつえんに卸すためにどれだけ苦労したか。 ゆーぶつえん側は二つ返事でこのゆっくりたちの受け入れを引き受けてくれたが、問題は加工所の所長のほうだった。 世間体がどうだの、ゆっくり愛護団体がどうだの言ってなかなか首を縦に振らず、結局認めさせるのに3日もかかってしまった。 苦労した分こいつらには地獄を見てもらわねばならない。そう地獄を。 それにしてもおかしいと思わないのだろうか。 珍しくもなんともない通常種しかいないこの群れを数百匹も引き取るなんて異様だと。こいつら一匹として感じていないらしい。 まあこいつらは自分は特別な存在(笑)だと本気で信じているらしいからな。それが当然なんだろう。 青年はニヤニヤしながらトラックを走らせた。 「よーし着いたぞ。」 「ついにゆっくりプレイスについたんだねー。わかるよー。」 「きょきよをれいみゅのゆっきゅりぷれいしゅにするよ!!」 着くなり騒ぎ出すゆっくりたち。いちいち本当にうるさい奴らだ。 青年は無視してゆーぶつえんの職員と共にゆっくりたちの入っている檻を裏口から運び始めた。 「あらかべにとかいはなもようがかいてあるわ。」 「ゆゆっきれいだねっ。」 外壁にある模様に気づくゆっくりたち。しかしそれは模様ではなかった。 カラースプレーで書かれた文字、つまりは落書きだ。 それにはこう書いてあった。 ”このゆーぶつえんは虐待者による虐待プレイスです。みんなゆっくりしんでいってね。” よく見れば落書きと同じくこのゆーぶつえんを糾弾する張り紙があちこちに張ってあるのだが文字の読めないゆっくりたちは気づかなかった。 「ここが新しいゆっくりプレイス?まあまあね。」 「まるでもりさんのなかにいるみたいだね。」 「ゆーん。いっぴゃいにんげんしゃんがみちぇるよ!!」 檻から出され新天地に降り立つゆっくりたち。といってもゆーぶつえんである以上そこも巨大な檻なのだが。 横長のこの檻は奥行き15メートル、横幅は100メートルあり、天井もかなり高く作ってある。 また木や植物も茂っており擬似的な森に近い環境だ。そして壁にはなにやら洞穴のような大きな穴がある。 そしてたくさんの見物客がこちらを見ていた。 「みんなここをまりさたちのらくえんにするよ!!」 「ゆっくりりかいしたよ!!!」 リーダーまりさの掛け声に意気揚々と応えるゆっくりたち。その目は希望に満ちている。 しかしまりさたちは気づくべきだった。 頭上の、そして木や草に隠れ潜む先住者に。 見物客の目がただゆっくりを見物するというものではなく、もっと別のなにかを期待するものだということを。 そんななか子ありすが草の陰にゆっくりを発見した。 「ここはありすのゆっくりプレイスよ。いなかものはでていってね!!」 後から来たのは自分達でありながらあまりに身勝手で不遜な言い草。 これが子ありすの最後の言葉になった。 バクリ。 次の瞬間子ありすは頭から丸飲みされた。まわりのゆっくり達の顔が一気に青ざめる。 ウェーブのかかったピンクの髪。 ナルトのようなマークをつけた帽子。 そう子ありすを丸飲みしたのは捕食種のゆっくりゆゆこだった。通常のドスクラスの大きさではなく通常種サイズではあるが。 「こぼねー。」 「ぎゃぁあああああああ!!!ゆゆこだぁあああああ!!!!」 美味しそうに子ありすを噛みしめるゆゆこと対照的にパニック状態になるまりさたち。 我先にとゆゆこから逃げようとする。 「いじゃい!!いじゃいよ!!」 「ちゅぶれりゅうぅううううう!!!!」 「もっ・・とゆっくり・・したかった・・・」 結果赤、子ゆっくりが数匹潰れたが皆それどころではない。 この群れは捕食種の縄張りには住んでおらず、たまに来てもドスが迅速かつ一撃で倒していた為、捕食種の恐怖に慣れていないのだ。、 そうやってなりふりかまわず逃げた長まりさたちだが逃げた先にはさらなる地獄が待ち受けていた。 「ぎやぁああああ!!!どぼじでこっちにもゆゆこがいるのぉおおおお!!!?」 「こっちにはるーみあがいるわぁあああ!!!」 「ふっ、ふらんとれみりゃもいるんだぜ!!」 「わからないっ!!!わからないよー!!!」 そう捕食種は一匹ではなく長まりさ達を囲むように複数居たのだ。さらにゆっくりを不安にさせる羽音が頭上から聞こえてくる。 「うっうえに、れみりゃとふらんがぁああああ!!!」 さらに追い討ちをかけるように上空から胴付きふらんと胴付きれみりゃが降りてきた。どうやら天井の梁に潜んでいたらしい。 そして虐殺ショーが始まった。 「こぼねぇー。」 「ぎやぁああああ!!!ままたしゅけてぇえええ!!」 あるゆゆこは子ゆっくりたちを貪り食った。 「うー。ねえさま、ぱす。」 「ないすぱすだどー。ふらん。」 「やべてぇえええ!!!れいむはぼーるさんじゃないぃいいいい!!!」 ある姉妹のふらんとれみりゃはれいむをボール代りにサッカーをし始めた。 恐らく死ぬ寸前まで痛めつけて餡子が甘くなったところを吸うつもりだろう。 「うまいのかー。」 「しあわせなのかー。」 「ゆっきゅりできりゅのかー。」 「やべでぇ・・・こんなのとかいはじゃ・・な・・い」 こちらのありすにいたってはるーみあ親子に生きたまま丸かじりされている。かなり悲惨な光景だ。 「うわーすごいわねー。」 「生きたままバリバリ食ってるぞ。あのるーみあ。」 「ヒヤッハーここは最高だー!!なあれいむ。」 「こわいよぉおおお。ゆっぐりでぎないぃいいいい!!!」 そんな光景を見ても興奮しだす入園者たち。彼らはこれを見る為にこのゆーぶつえんにやってきたのだ。ちなみにこのゆーぶつえんはゆっくりの同伴が可能である。 そんななか一人だけこのショーを楽しめない人間が居た。 彼は愛でお兄さんで愛しのてんこをゆーぶつえんに連れてきただけなのだ。 「ごめんよ、てんこ。まさかここがこういう場所だなんて・・・」 「いいのよ、おにいさん・・(ハァハァ、なんてすばらしいばしょなのかしら。てんこもれみりゃやふらんにいじめられたいわ。こんなふうにいじめられたらってそうぞうするだけで、てんこのまむまむはだいこうずいよ)」 「ああ!!てんこ、しーしーもらしてるじゃないか。そんなに怖かったのならこんなとこすぐに出よう。」 「え、これはその・・・(いえないわ。こんなはしたないことかんがえてるなんて・・・)」 そう思いつつも羞恥プレイに近い状況にますます興奮するてんこ。 こうしててんこは駄目なほうへ駄目なほうへ加速度的に進んでいくのであった。 そんななか長まりさはガタガタと震えていた。 「まりさ、れいむをたすけてね。」 「まりさはおさでしょおおおお!!!なんとかしてよおおお!!」 長であるまりさに助けを求めるゆっくりも多かったがすべて無駄だった。 まりさもまたこの状況を解決するすべなど知らないのだから。 (ドス。まりさたちを助けて、ドス。) そう思いながらドスに助けを求める。もうドスはこの世に居ないにも関わらず。 しかし思いが通じたのか。壁にあった大きな穴から這い出る巨大なゆっくりがいた。 そうドスまりさである。ここにもドスまりさはいたのだ。 金髪のなかに白髪がちらほら見えるのでかなりの老ドスまりさなのだろう。しかしドスであることには変わらない。 老ドスに向かってはねる長まりさ。そして開口一番こう叫んだ。 「ドス!!まりさたちを助けてね。」 ドスなら助けてくれるはずそう信じて。しかし老ドスの答えはまりさの予想に反するものだった。 「いやだよ。」 そうまるで石ころでも見るかのような無機質かつ無表情でまりさを見つめる老ドスまりさ。 前のドスはいつも自分達をまもってくれたのに・・・それが当たり前だったのに・・・ まりさはただ呆然とするしかなかった。 「始まったようだな。」 ゆっくり達の悲鳴を聞きながら青年は帰り支度をしていた。 青年はけして嘘は言っていなかった。 このゆーぶつえんで飼われているゆっくりは皆ゆっくりしている。これは事実である。 しかしまりさ達は飼われるためにここに来たのではない。 このゆーぶつえんの正式名称はれみりゃパーク。捕食種専門のゆーぶつえんだ。 つまりまりさたちは捕食種の生餌となる為このれみりゃパークにきたのだ。 長まりさ達は自分達がゆーぶつえんで飼ってくれる物だと思っていたがとんでもない。 あんなバカゆっくりども世界中探しても受け入れてくれる場所などあるはずないのだ。 ちなみにあの檻にはドスまりさもいるがけして長まりさ達の味方にはならない。 なぜならあのドスまりさは生餌の個体調整及び監視の為に人間に雇われたドスなのだから。 精々思い知るがいい。今まで自分達がどれほど恵まれた環境に居たかということを。 青年はれみりゃパークを後にした。 数日後 青年はれみりゃパークに来ていた。長まりさに会う為に。 檻の前で手を振ると長まりさはゆっくりとは思えないスピードでこっちに来た。全身ボロボロなところを見るとよっぽど酷い目にあっているらしい。 長まりさはいろいろ話してくれた。 捕食種たちに子供たちが半分以上食べられたこと。 いつ捕食種に食べられるかと考えると夜も眠れないこと。 ドスはいつもゆっくりできないことを言ってまりさたちを虐めること。 長だからといって群れがゆっくりできない原因はすべてまりさのせいにされること。 最後は涙まじりに語ってくれた。 「ゆう・・おにいさん。まりさ、まちがってたよ。まりさたちはとくべつなんかじゃなかったんだよ。それなのにドスやにんげんさんたちがしてくれたことをあたりまえだとおもってた・・・いっぱいありがとうってするべきなのに・・・」 そう言うと急にまりさは青年のほうをきっと見た。 「だからおねがいします!!まりさたちをここからだしてくださいっ!!ここからでて、こんどこそしんのゆっくりプレイスをみんなでつくりたいんですぅううう!!」 土下座するかのように頭を下げるまりさ。どうやら本気で反省したようだ。 思えばこのために苦労してれみりゃパークにこいつらをいれたのだ。そろそろ許してやってもいいかもしれない。 「顔を上げてくれ。まりさ。」 そう優しく言う青年。それを聞いて恐る恐る顔を上げるまりさ。 「反省してくれたんならそれでいいんだ。俺はもう怒っちゃいない。許してやるよ。」 「ゆ・・ゆるしてくれるの?・・おにいさん」 「ああ。えらいぞ、まりさ。自分で自分の過ちがわかるなんて。そこらのゆっくりじゃできないぜ。」 「お・・・おにいさん・・・まりさ・・・まりさ・・・」 「だが残念ながらちょっと遅すぎたかな。」 「えっ・・・・・」 「もう既にお前はれみりゃパークの所有物なんだ。俺にはどうすることもできない。」 「それって・・・」 「残念だったなまりさ。加工所の時点でそれに気づいていれば俺にもなんとかできたんだがな。もう手遅れだ。」 「おにいさぁぁあんんんん!!!までぃさたちをみすてないでぇえええええ!!!」 「まあ精々そこでゆっくりしていってくれ。俺はもう帰るから。」 「おにいさぁぁぁぁぁあんんんん!!!うわぁあああああああ!!!!」 まりさの悲鳴を背に受けながら青年は檻の前から立ち去った。 そこにはとてもゆっくりした群れがあった。だがもうない。 ゆっくりたちは知るべきだった。節度、礼儀、そしておのれの身の丈を。 この群れが滅んだ理由。 それはゆっくりたちの傲慢にほかならない。 あとがき いつもご愛読ありがとうございます。長月です。 今回前半でドスがあまりに報われないゆん生であり、コメントでドスがかわいそうと言う意見がいくつかあったので、前編を一旦餡庫から消してうどんげとのエピソードを入れて再アップしてみました。 なおこの話の続編を餡子ンペ09に出そうと思っているのですがどうでしょうか?コメント欄でご意見、ご感想待ってます。 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 ふたば系ゆっくりいじめ 208 ゆっくり見ていってね ふたば系ゆっくりいじめ 218 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 ふたば系ゆっくりいじめ 227 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い ふたば系ゆっくりいじめ 247 夢と現実のはざまで ふたば系ゆっくりいじめ 264 あるまりさの一生 ふたば系ゆっくりいじめ 298 ゆっくりを拾ってきた ふたば系ゆっくりいじめ 336 ゆっくり Change the World(出題編) ふたば系ゆっくりいじめ 357 ゆっくり Change the World(出題編2) ふたば系ゆっくりいじめ 391 ゆっくり Change the World(解答編) ふたば系ゆっくりいじめ 400 あるゆっくりできない2匹の一生 あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 441 てんこがゆっくりするSSさん 長月の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 先代のドスが可哀相 やっぱりゆっくりは第二世代は糞だね -- 2016-03-19 21 26 32 てんこが清涼剤だわー -- 2013-01-29 02 25 43 恐るる飼い主 悦ぶてんこ そして笑う俺 -- 2012-12-24 18 04 29 おややくにからほごされるのをとうぜんとおもって ずっとぱそこんさんをさわってるおにーさんはこれをみてよくかんがえてね -- 2012-10-03 04 39 24 てんこハアハアてんこハアハア。 -- 2012-04-20 22 32 53 てんこぬるいじめして可愛がりたい -- 2011-10-12 01 22 11 ドスのために怒った会長の息子さんがナイス -- 2011-08-16 13 52 47 ↓↓↓↓↓ 確かに捕食種に半分以上食われたっていう子ゆっくりが ちょっと前まで能天気に合唱やラインダンス、とかいはミュージアム(笑) とかやってた馬鹿共だと思うとQNQNくるものがあるな。 -- 2010-11-28 17 46 08 これはおもしろい! 大変ゆっくりさせて頂きました 躾も出来ないようなものがドスになる資格はないって事だね あとクズ群れの巻き添え駆除される他の群れってのも見てみたかったw -- 2010-11-07 14 42 55 てんこのくだりで笑った。 -- 2010-10-13 18 55 56 反省して野に放しても意味ないと思うぜ。 周りからゆっくりさせてもらうのが当たり前だと思ってた奴に野生を生き抜く力なんてないだろうしなー -- 2010-10-10 20 38 56 >反省したヤツを野に放せば うん、糞饅頭にもどるだけだな -- 2010-09-24 07 56 50 >れいむ種の子供達による合唱を絶賛する大人ゆっくりたち。 >次は子まりさたちによるラインダンスだ。そして子ありすによるとかいはミュージカルが予定されている。 虐待欲を刺激する名文章だと思う -- 2010-09-21 18 31 15 何で全滅させるのか、勿体無い 反省したヤツを野に放せば善良なゆっくりが増えるかも知れないのに -- 2010-09-14 00 45 25 善良なゆっくりが群れの長になってもなにもいいことないよね みんなが長にごはんを貢いでくれるわけじゃし、感謝されるわけでもなし -- 2010-07-21 18 24 52 己の過ちを知り、その上で絶望するクズ共…すっきりー -- 2010-06-21 11 31 03
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新世紀覇王伝まちょりー 17KB 虐待-普通 ギャグ パロディ 変態 群れ 野良ゆ ゲス ドスまりさ 自然界 現代 独自設定 あるまちょりーのイラストを見てかっとなって書いちゃった。 ・このSSには非常に強いパロディ要素があります!もう飽きたよと言う人は読まないほうがいいかも ・一部のゆっくりは漢字を使って喋りますので注意を・・・ ・作者に都合の良い独自設定があります ・この話を書いたのはHENTAIあきです!分かっていると思うけどいつもどうりの内容だよ! ・前回えーりんSSを書くって書いたけど、すまんありゃ嘘だった ・かっとなって書いたから色々変な部分もあるかも、今は反省している ・それでもいいというひとはゆっくりよんでいってね!!! 森の中である胴付きぱちゅりーが何か拝むような姿勢を取っている。 ひとしきり拝み終えると、ぱちゅりーは一度大きく深呼吸をして姿勢を整えた。 足を大きく広げ踏ん張り、大きく片手を前に突き出す。 また拝むように両手を重ねると、また深呼吸をして同じ動作を繰り返していった。 「ゆふう、今日の日課はこれでおしまいね!」 良い汗をかいて良い気分なのか、ぱちゅりーの顔は実に晴れやかである。 ぱちゅりー、いやまちょりーのいつもの日課である正拳突きの練習だ。 このまちょりー元はただの胴付きぱちゅりーであったが、ある時まちょりーを飼っていた老人が ひ弱なぱちゅりーの体を鍛えようとしたことが始まりであった。 「ぱちゅりー今日は軽く外で走ってみようかの。」 「だいぶ早く走れるようになったの。こんどはもっと長く走るか。」 「何?もっと体を鍛えたい?そうかそうか!ならわしの知っている技を教えてやろうかの。」 段々体を鍛える楽しみに気づいたぱちゅりーは飼い主である老人にさらに鍛えてもらおうとした。 老人の楽しそうな顔も見れて、ぱちゅりーの生活は実に充実したものであった。 「あれからもうだいぶ経ったのねお爺さん。ぱちゅはもっと教えてほしいことがあったのに。」 ある日いつものようにぱちゅりーが老人を起こそうとした時、老人は布団の中で冷たくなっていた。 老人の葬儀が終わった後に、親族がまちょりーを引き取ろうとしたがまちょりーは老人と暮らしたこの小さな庵で 最後まで過ごしたいと希望した為、親族たちはその希望を叶えることにした。 「最近ちょっと考えることがあるのお爺さん。ぱちゅより強い人に会ってみたいって!」 まちょりーは自分で作った老人の墓に語りかける。 あくまでもまちょりーと老人を繋ぐための墓であり、本当の墓は別にちゃんとある。 まちょりーは老人の墓に一度大きく一礼する。 「お爺さん、ぱちゅはこの森を出てぱちゅより強い人に会いに行くたびに出るわ!」 ここにまちょりーの長い旅が始まる。 ひとまずまちょりーは住んでいた山を下り、麓の森まで来ていた。 この森は非常に自然が豊富にあり、多くのゆっくりが住んでいた。 しかし増えすぎたゆっくりの為に自然の恵みは減っていき、逆にゆっくりが増えたことでここはあっという間に弱肉強食の場になった。 その為まちょりーが森を歩いていると、あるゆっくりに会った。 「おねがいだよー!このごはんさんはちぇんたちのふゆさんをこすためのごはんなんだよー!わかってねー!」 「ゆっへっへっへ!なおさらそのごはんさんがたべたくなったんだぜ!」 どうやら冬に備えて餌を集めているちぇんからゲスと思われるまりさが餌を奪おうとしているらしい。 まちょりーはゆっくりと二匹に近づいて行った。 「おそらをとんでるみたい!ゆゆ!なんなんだぜこのぱちゅりーは!?」 「まりさみたいなゲスに今日を生きる資格はないわ!」 掴みあげたまりさを大きく空に打ち上げ、たっぷりと空中遊泳を楽しませてまちょりーはまりさの顔に自慢の拳を叩きこんだ。 「ぶつぎゃる!」 「良いことをしたわ。ちぇん怪我はない?」 「ちぇんはだいじょうぶなんだよー。ぱちゅはからだはちいさいのつよいんだねー。」 ゆっくりは頭を体と認識しており、胴のあるまちょりーを見てもそこまで大きいとは思わない。 にもかかわらず並のゆっくりよりも巨体であったまりさを倒したまちょりーを、ちぇんは羨望の眼差しを向ける。 「ねぇぱちゅりー、よかったらちぇんのむれにきてくれない?さいきんゲスがたくさんでこまってるんだよー。」 「良いわよちぇん。困った人がいれば助けてあげなさいってぱちゅは教えられたわ。」 こうしてぱちゅりーはちぇんのいる小さな群れを守る用心棒の役割をすることになった。 冬の為に餌を集めるゆっくりを護衛したり、群れの貯蔵している食料を奪いに来るゲス達を血祭りにあげた。 当初の目的を忘れたわけではないが、この群れには自分が必要とされていると感じまちょりーはしばらくここに留まることにした。 「たいへんだよー!となりのむれのゆっくりがここにくるってはなしだよー!」 ある日ゆっくり達が久しぶりにゆっくりしていた時に、散歩に出ていたちぇんがそんな報告をしてきた。 隣の群れのゆっくりはこれまでもこの群れにちょっかいをかけてきている。 冬が近づき焦っているのか、ここにきて一気に食料を奪おうと考えたのだろう。 「ぱちゅりーどうすればいいの?」 「まりさたちはけんかはよわいからどうすればいいかわからないよ・・・。」 群れの一員で戦えるものは用心棒であるまちょりーに意見を求めた。 まちょりーは一度目を閉じて考え込み、やがて考えがまとまったのか目を開く。 「あっちの群れはいつ来るか分かるちぇん?」 「わかるよー!おはなししてたけど、たしかいちどすーやすーやしてからくるっていってたよー!」 どうやら攻め込んでくるのは明日らしい、まちょりーはまた一つ作戦を閃いた。 まちょりーではあるが元は賢者であった為、このまちょりーはただ腕力を振るうだけでは無い。 「分かったわ、多分犠牲も出るかも知れないけどこれなら勝てるわ。」 「「「どうすればいいの?」」」 「むきゅ、それはね・・・。」 まちょりーが自分の考えを群れのゆっくりに教える。 そして隣の群れのゆっくりがやってきた。 「このむれのだいひょうはゆっくりしないででてきてね!」 隣の群れの指導者は一匹のドスだった。体中に傷があり歴戦の勇士であることが分かる。 まごまごしている群れのゆっくりの中から、まちょりーが一歩進み出る。 「ぱちゅりーがむれのだいひょうなの?」 「今回だけぱちゅが代表よ。それでドスは一体何しに来たの?」 「すこしだけごはんさんをわけてほしいんだよ!このままじゃドスのむれがふゆをこせそうにないの!」 分けてくれというが実際は奪い取ろうとしているのだが、ドスの後ろに控えているゆっくりは皆うずうずしている。 その姿を見てまちょりーの群れのゆっくりは怯えている。 「苦しいのはそっちだけじゃないのよ。こっちだって分けてあげる余裕はないんだから。」 「ドスもわかってるよ・・・。でもこのままじゃこっちだってずっとゆっくりしちゃうから・・・。」 まちょりーの言葉にドスは申し訳なさそうに顔を伏せる。 だがドスの群れのゆっくりはまったく別の考えであった。 「なにいってるの!れいむたちのほうがかわいそうなんだから、ごはんさんをわけるのはとうぜんでしょ!」 「こんないなかものがゆっくりするより、ありすたちがゆっくりしたほうがいいにきまってるわ!」 「ドスはそんなおはなしなんてしないで、はやくまりさたちにまかせてほしいんだぜ!」 どいつもゲスばかりである。ドスとてこのようなことはしたくないが、群れのゆっくりに言われてしかたなくやっているのだ。 ドスは確かに頼もしいかも知れないが、群れを指導する能力とゲスを切り捨てる非情さが足りなかった。 「分かったわ。それならぱちゅから一つ提案があるわ。」 その言葉にドスは話を聞くことにした。 まちょりーの提案は群れ同士の代表が戦い、勝利したほうが食糧を得ることができるというものだった。 「ゆふふ!ぱちゅりーはおばかだね!れいむたちのドスがまけるはずないじゃない!」 「ドスはまりさにもいちどもまけたことがないんだぜ!」 「けんじゃなのにおばか、おおおろかおろか。」 そうまちょりーに馬鹿にする隣の群れのゆっくりの中で、長であるドスは決意する。 「わかったよ!こっちのだいひょうはドスだけど、そっちはだれがだいひょうなの?」 「むきゅ、それはぱちゅよ。」 両者の代表が前に進み、戦いが始まろうとする。 先に仕掛けたのはドスだった、すばやく体当たりをしかけるがあっさりとまちょりーにかわされてしまう。 だがドスはその巨体とは裏腹にすぐさま体当たりをまちょりーに行う。 「ねぇドス、貴方は賢いんだからこちらの群れにいらっしゃい。あんなゲスなんて放っておきなさい。」 「だめだよ!ドスのむれはぜったいにドスがまもるってきめたんだから!」 ドスの体当たりをかわしながら、まちょりーはドスを説得しようと声をかける。 しかしドスはまちょりーの言葉には乗らずに、ただ攻撃をし続けるだけだ。 「わかったわ・・・、ならせめてぱちゅの全力を以てまりさを葬るわ!」 まちょりーが初めてドスに攻撃を加えた。傍目からにはただ手のひらでドスの体を叩いたように見えるが、まちょりーは踵を返す。 ドスはまちょりーを追おうとするが、自分の体がおかしいことに気づく。 「なんだかからだがぽーかぽーかしてきたよ・・・。」 そうして突然体を動かすのをやめて、その場に立ち止まってしまうドス。 ドスに声をかけようとする隣の群れのゆっくりは、ドスの体の変化に気づいた。 「ドスたいへんだよ!ドスのからだがなんだかぐにゃぐにゃしてるよ!」 「なにいってるの~、まりちゃはいますごくいいきもちだよ~。」 両者の言葉はどちらも正しかった。ドスのからだはぐにゃりと曲がっているが、ドス自身は決して苦痛を感じていない。 そして限界まで曲がっていったドスの体はついに。 「へぶんじょうたい!」 ぶちりと体の上半分から千切れてしまい、体から餡子が綺麗に溢れ出してしまった。 まちょりーは内部に衝撃を送ることでドスの中枢餡だけを破壊してその体機能を壊したのだ。 その姿にすべてのゆっくりが沈黙する中で、まちょりーだけが冷静に指示を出す。 「今よ皆!今なら相手は混乱してぱちゅ達にも勝てるわ!」 「「「ゆっゆっおー!」」」 その場にいたまちょりーとゆっくりや、茂みに隠れていたゆっくり達が隣の群れのゆっくりに襲い掛かる。 長を失って混乱していることと、かならず一匹に対して複数で襲うことを指示されている群れのゆっくりは優勢であった。 「ゆぎょ!よくもやったね!れいむがせいっさ・・・、ゆべ!やべでね!うじろがらなんでずるいよ!」 「たくさんでくるなんてひきょうなんだぜ!」 「こんなのとかいはじゃないわあああああああああああああああ!」 どんどん数が少なくなっていく、隣の群れのゆっくり達。 しかしまちょりー達は決して手加減をせずに、最後の一匹になるまで攻撃をやめることはなかった。 「やったんだよー!ちぇんたちはかったんだよー!」 生き残った群れのゆっくり達が喜びの声をあげる。 まさか本当に勝ってしまうなんて思っていなかったからだ。 多数の犠牲は出たものの、群れのゆっくりは皆まちょりーに感謝していた。 「ぱちゅりーありが・・・。」 「ぱちゅの後ろに立っちゃだ・・・、ゆあたぁ!」 後ろから近づいて感謝の言葉を言おうとしたちぇんがまちょりーの蹴りをくらう。 まちょりーは後ろにまわられると無意識の内に相手の気配を察知してしまい、蹴りをくりだしてしまうのだ。 普段なら抑えていられたが、戦いの後であり殺気立っていたためにちぇんに蹴りを入れてしまったのだ。 「「「うわああああああああああああああ!ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」」」 まちょりーの蹴りに耐えられるはずもなく、ちぇんの体は爆散してしまう。 辺りには何とも言えない雰囲気に包まれる。 「こここここのゆっくりごろしいいいいいいいいいいいいいいい!どうしてちぇんをころしちゃうのおおおおおおおおお!」 一匹のれいむの声を皮切りに、群れのゆっくり達は次々にまちょりーを非難する。 大勢の非難の言葉にまちょりーはただ黙っているだけであった。 「ごめんなさいね・・・、ぱちゅは群れは出ていくわ・・・。」 そう言って群れのゆっくり達から罵倒されながら、まちょりーは姿を消した。 あれからまちょりーはひたすら自分を鍛え抜いていた。 自分は強いと思っていたが肉体のみを鍛えていただけで、今は心を強くするためにただ座禅を組んでいる。 そんなまちょりーの近づく人影があった。 「お前がこの森で有名なまちょりーだな?この俺と勝負しやがれぇ!」 閉じていた目をうっすらと開けたまちょりーは、自分に声をかけた相手を確認する。 黒髪をだらりと肩まで伸ばした、どこか卑屈そうな男がそこに立っていた。 「ゆっくりの分際で同じゆっくりから恐れらているとは気にいらねぇ!お前に俺の天才な虐待奥義を見せてやろう!」 そう言って男はまちょりーに向かって突進すると、まちょりーの顔めがけて拳を放つ。 だがまちょりーは座ったままで軽く顔を動かし男の拳を避けると、逆に立ち上がって男に軽く平手打ちをお見舞いする。 「あ・・・あいて。」 叩かれて呆けてしまう男であったが、まちょりーはさらに平手打ちを男にくらわせる。 慌ててまちょりーの平手打ちをかわそうと腕で防ごうとするが、まちょりーの平手打ちは男の腕をすり抜けて男の顔に当たる。 「えひゃい!」 奇声をあげて地面に倒れこむ男を、まちょりーは静かに見下ろすのであった。 「俺の顔を・・・、(虐待の)天才の俺を殴りやがったな!」 怒りで震える男がまちょりーにさらに拳を加えようとするが、その体が突然ぴたりと止まる。 まちょりーの剛腕が男の股間寸前の所で止まっていたからだ。 「お兄さん、ぱちゅはただ静かに暮らしたいだけよ・・・。」 へたり込む男を放っておいて、まちょりーは森の奥に消えてしまった。 残された男はただ震えているだけであった。 やがて男は立ち上がるとふらふらと来た道を引き返していった。 「また来たのお兄さん、いい加減諦めたらどうなの?」 まちょりーはやれやれと言うように、首を振るが男が立ち去る気配はなかった。 あれ以来男は何度でもまちょりーに挑戦するようになった。 特訓でもしているのか来るたびに体に傷が増えていき、今では黒かった髪も真っ白になってしまっている。 「もう虐待なんてどうでもいいんだ・・・、ただお前に勝ちたいだけだ。」 「懲りないお兄さんね、お兄さんじゃまだぱちゅには勝てないわ。」 お互いに構えて臨戦態勢に入ると、まちょりーは何やらただならぬ気配を感じた。 お兄さんがまるで静かに流れる水のように感じられたのだ。 嫌な気分を断ち切るべく、まちょりーはこれまでで初めて自分から男にかかって行った。 「むきゅ!?」 「激流では今の俺に勝つことはできんぞ・・・。」 男は静かにそう呟くとまちょりーの拳を避け、まちょりーの勢いを利用してそのまま投げ飛ばす。 すぐに体勢を立て直して構え直すが、まちょりーはすぐに男に向かうことが出来ないでいた。 だがそんなまちょりーを待たずに男からまちょりーに襲い掛かる。 「ゆくぞ・・・。」 あっという間にまちょりーの目の前まで移動してきた男に、まちょりーは老人から教えられ得意の正拳突きで迎撃しようとする。 「むきゅ!消えた!?」 「こっちだ。」 男の声が後ろから聞こえた時にはまちょりーは背中に大きな衝撃を受けて地面に倒れていた。 「命は投げ捨てるもの!」 倒れたまちょりーに男はそう言葉を放つ。 地面で倒れているまちょりーはというと、信じられないという顔で男を見ている。 「むきゅ・・・、ぱちゅが負けるなんて・・・。」 「もう満足だ、これからはお前の生活には関わらない。」 そう言ってまちょりーから視線を外して帰ろうとする男に、まちょりーは声をかける。 「待ってお兄さん!ぱちゅに教えてほしいことがあるの!」 その言葉に男は歩みを止めて振り返り、まちょりーの顔を見る。 今までの猛々しい気配が無くなりまちょりーはどこかそわそわしているように見える。 「何だかぱちゅの胸がドキドキして止まらないの・・・。お兄さん一体これは何なの?」 顔を赤くしながらもまちょりーは男にそんな質問をする。 今まで経験したことのない異常にまちょりーはすっかり困惑気味だ。 それに対して男は静かに答える。 「俺と一緒にくればその答えが分かるかもしれんぞ。」 「本当!?ならお兄さんについていってもいいかしら?」 「構わんぞ、気ままな男の一人暮らしだ。お前のような華があっても良いかもしれん。」 男の言葉にまたまちょりーが赤くなり体を震わせる。 まちょりーの胸はそれまで以上に高鳴っていた。 最近よくドスの屍骸が多く見られるようになっている。 決して自然死などで無く、何者かによって殺されている形跡があるのだ。 だが人々は特に気にしない、世間ではドスはゆっくりの親玉でありほとんどの者がドスが死んでも喜ぶ者である。 「お兄さん今日のドスはいまいちだったわね。」 「そうだな、あれではでかいだけの饅頭にすぎん。」 体中に餡子をこびり付かせて楽しそうに話しているのは、一人の男とまちょりーである。 最近のドスの大量死はこの二人による、どちらが早くドスを解体出来るかを競うちょっとした遊びである。 「だけどお兄さん、ぱちゅは最近とても楽しいわ!こんなこと一人じゃ絶対出来ないもの。」 「そうだな、やはり競い合う強敵(とも)がいなければ面白くない。」 笑いあいながらも二人は道端で震えているゆっくりを見つけては潰していく。 今やっているのはどちらが多く帰りまでにゆっくりを潰せるかの勝負だ。 「やっぱりゆっくり相手じゃつまらないわ。お兄さん帰ったらまた勝負してね!」 「構わないぞ。ただし疲れているから勝負は夜になってからだ。」 その言葉にまちょりーは嬉しそうにして、握っていたまりさを握りつぶす。 あれから男と暮らしているまちょりーだが、どうしてもまだ分からないでいた。 いつまで経っても胸の高鳴りは収まらずに日が経つにつれてむしろ大きくなっている。 「どうしたぱちゅりー?顔が随分と赤いようだが。」 「むきゅ!?何でもないわ!それより夜の勝負が楽しみね!」 慌てて誤魔化すまちょりーだが、男の顔には分かっている顔つきだ。 今夜の勝負のことを考えて男の鼓動もまた早くなっていくのであった。 おまけ ん!?まちがっ・・・てない! 「むきゅう~一体どうすればお客さんに指名してもらえるのかしら。」 「どうしたぱちゅりー?そんなため息など吐いて。」 「ぱちゅが働いているゆっくりクラブでぱちゅが指名されないのよ。お兄さんどうすればいいと思う?」 「簡単だ、この俺がぱちゅりーをさらに魅力的にするツボを刺激してやる。」 「むきゅ!それは本当なのお兄さん!?」 「本当だ、ぱちゅりーを魅力的にするツボはこれだ。」 「むぎょおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!ぱちゅのきんにくがあああああああああああああああああああ!」 男に押されたツボによってまちょりーの体は大きく変化するが、まちょりーは自分の体を見て悲鳴をあげる。 鍛え抜かれて鉄板の様な胸筋は、大きな二つの柔らかな脂肪の塊に変化する。 丸太の様に太かった脚は、見る者に踏まれたいと思うほどのしなやかで細い脚になった。 綺麗に割れた鋼の様に逞しかった腹筋は、その手で撫でまわしたくなるほどの魅力を持ったお腹へと変貌する。 軽々と重荷を運ぶことが出来た腕は、細くそしてどこか触ることを躊躇わせるほどの腕になっている。 下着の間に割り箸を挟めば三本重ねて軽くへし折る程の強度の臀部は、てんこの桃のような柔らかな尻になってしまったのだ。 見事に大変身を遂げて店ナンバーワンのゆっくりになったまちょりーだったが、 一日二十五時間のハードトレーニングによってすぐに体を引き締めてしまった。 後書き どうも皆さんすみません、大人は嘘を吐くのではありません。間違いをするだけなんです。 おっぱい無しあきさんのまちょりーに衝撃を受けて、ついえーりんSSをほったらかしてこのSSを書いちゃいました。 どうかお許しください、えーりんSSはもう半分ぐらいは出来てますので皆さんのコメントがあればすぐにでも。(チラ) あのまちょりーに勝つのはあの有名な北斗格ゲーで最強と言われている、あのお兄さんぐらいしか勝てないと思いました。 正直普通の人ならまちょりーに投げられただけで、ライフゲージの半分が無くなる気がしますから。 次回こそえーりんSSを書くことを約束するHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール ふたば系ゆっくりいじめ 1159 ゆっくりの寿命 ふたば系ゆっくりいじめ 1165 ゆっくりクラブ ふたば系ゆっくりいじめ 1178 まりさひどい目に遭う ふたば系ゆっくりいじめ 1184 オレンジジュースを買いに ふたば系ゆっくりいじめ 1216 特異体質を持つ愛でお兄さん ふたば系ゆっくりいじめ 1233 新月の夜に ふたば系ゆっくりいじめ 1247 しっかりゆっくりとうっかりゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 1268 一人ぼっちのゆっくり HENTAIあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 1日25時間www きっと俺らの世界と物理法則が微妙に違うんだよ(震) 地球の自転速度とか、太陽との距離とか -- 2018-04-01 14 08 50 1日25時間wwwwwww -- 2013-06-20 08 45 29 アミバがトキに進化した……だと……!? -- 2012-10-25 16 10 21 1日25時間ってあーたwwww -- 2012-09-04 21 50 17 この動き…トキ…!! -- 2012-01-13 09 14 08
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